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[日販商品データベースより]
『2021 年版ベトナム統計年鑑』の農林漁業の統計解説において、多年生作物に係る統計解説に注力されたのは、米に代わり果樹栽培が農村部で増加した現状があろう(特にザボン作付けの躍進は注目される)。またメコンデルタではCovid 19 の感染拡大の中でも干ばつや塩水浸入などによる自然災害の甚大な影響をうけた。それゆれ耐塩性の作物栽培や養殖への切り替えなども近年見られている。こうした外的ショックへのベトナムの農村部の人々の適応が農林漁業部門の統計の変化として、『2021 年版ベトナム統計年鑑』に表れている。
近年、長期的な視点から経済の成長とともに経済の縮小にも着目し、縮小の大きさや頻度、そしてそこからの回復(resilienceresilience)を重視する見方が注目されている 。例え成長率が著しく高くとも、縮小の程度が大きい、ないし頻度が多いといったことになれば、傾向的に安定した成長が達成できないからである。その意味では、今後のベトナムの安定的成長を占う意味でも2022 年の大きな経済の「回復」の前にあった2021 年の経済の「縮小」の背景を深く理解することは重要であり、ゆえに『2021 年版ベトナム統計年鑑』に掲載されている2021 年のベトナムの社会経済状況に関する様々な統計情報は極めて重要である。