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honduki
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記念すべき一冊です!
日本史の授業でならったシーボルトが本当はどのような人物なのか興味がありましたが、今年が来日から200年の記念すべき年で、その年に石山禎一・梶輝行『シーボルト書簡集成』が刊行されたと知り、記念に購入しました。
今回初めて紹介された書簡があり、年代順に並んでいるので、シーボルトがどのような思いで書簡を綴ったのかに思いをはせることができました。これまでの知らなかったシーボルトの人となりにふれることができ、感慨深いものがありました。
新史料の発見、翻訳にどれだけの時間が掛かったのかを思うと、編訳してくださったお二人に、出版してくださった出版社には感謝です。
調べたところお二人は、神奈川にゆかりのある方々だそうで、神奈川にゆかりのある有隣堂で購入することにしました。長崎歴史博物館の企画展で講演会をされるとのことで、神奈川や有隣堂でも何か企画展はないのかなと残念でもあります。
シーボルトに、歴史に興味のある方は、記念すべき書籍として、是非一読されることをおすすめします。
[BOOKデータベースより]
シーボルト来日200年記念。日本の近世後期に二度にわたって来日したドイツ人医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトと日本人との関係書簡集。シーボルト事件前の間宮林蔵とのやりとり、愛妻おたき(其扇)との恋文、伊藤圭介、宇田川榕衣、大槻玄沢、門人・高良斎・戸塚静海・二宮敬作、外国奉行の新見伊勢守・竹内下野守・松平石見守・岡部駿河守などとの交流、娘おいねや門人三瀬周三との口論など…。文化の違いによる諍い、通詞の拙い蘭語書簡による混乱、意思の不疎通なども垣間見られる。
第一回渡来時(一八二三〜二九年)と帰国後(一八二四年(文政七年);一八二五年(文政八年);一八二六年(文政九年);一八二七年(文政十年);一八二八年(文政十一年) ほか)
[日販商品データベースより]第二回渡来時(一八五九〜六二年)と帰国後(一八五九年(安政六年);一八六〇年(安政七年・万延元年);一八六一年(万延二年・文久元年);一八六二年(文久二年);一八六四年(文久四年・元治元年) ほか)
【シーボルト来日200周年記念】
江戸後期に二度にわたり来日したドイツ人医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトと日本人との関係書簡集。シーボルト事件前の間宮林蔵とのやりとり、愛妻おたきへの恋文、伊藤圭介、宇田川榕庵、大槻玄沢、門人・外国奉行などとの交流、娘おいねや門人三瀬周三との口論など。幕府関係の未公開外交書簡類を含む、313通を翻訳掲載。密書、恋文、謝状、連判状、質問状など、幕末の混乱期を証言する貴重な資料。
★2023年はシーボルトが1823年にオランダ商館の医師として初来日してから200年目に当たり、様々な記念行事が企画されています★