- 憲法の動態的探究
-
「規範」の実証
日本評論社
水島朝穂
- 価格
- 7,920円(本体7,200円+税)
- 発行年月
- 2023年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784535527317
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[BOOKデータベースより]
「規範」と「現実」が相剋する21世紀の憲法状況を洞察、探究し続ける著者珠玉の論文集。
序章
[日販商品データベースより]第1部 憲法的平和主義(憲法的平和主義(Verfassungspazifismus)を考える;憲法にとって、何が「危機」なのか―「軍事的合理性」考;日本の「防衛」政策決定過程の変容―防衛省設置法12条改正の効果;立憲平和主義と平和保障構想―深瀬平和憲法学のactuality)
第2部 日本の安全保障と大規模災害(日本国憲法九条と「敵基地攻撃能力」―憲法解釈論と立法事実論からの一考察;アフガニスタン戦争二〇年と日本;集団的自衛権の「無力」と危うさ―「ウクライナ戦争」から見えるもの;武器供与でなく、即時停戦求める声を!;緊急事態における権限分配と意思決定―東日本大震災から考える;災害救助は誰が行うのか―消防・自衛隊・警察・海保;講演 「人貴キカ、物貴キカ」―防空法制から診る戦前の国家と社会)
第3部 憲法「改正」論の諸相(「読売改憲試案」の目指すもの―その憲法哲学を検証する;理念なき改憲論より高次の現実主義を―「九条改憲論の研究」私はこう読んだ;安倍「九条加憲」に対案は必要ない―憲法改正の「作法」;憲法改正の三つの作法―「フェイク改憲論戯」から離脱を)
第4部 統治をめぐる諸相(国会・内閣;司法;治安)
第5部 教育と研究の自由(戦後教育と憲法・憲法学;憲法研究者の研究・教育の自由―天皇機関説事件八〇周年)
憲法の動態的現実のなかで、「規範」としての憲法はどうあるべきか。憲法の議論状況を、事相を踏まえた視点から考察する。憲法9条論・軍事法制研究の第一人者である著者の、1995年以降の研究成果をまとめた書。