- あたらしいジェンダースタディーズ
-
転換期を読み解く
臨床心理学増刊 第15号
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2023年08月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784772419840
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[BOOKデータベースより]
1 転換期を読み解くジェンダースタディーズ(居場所をめぐる問い―ジェンダーについて知るところから;新しい現実には新しい言葉を―援助の「言葉」を更新する;討議 抵抗の言葉―ジェンダースタディーズ2022−2023)
[日販商品データベースより]2 はじめるまえに知っておこう―知の遺産をインストール!(すべてはここから始まった!;ジェンダースタディーズの「ホットゾーン」)
3 当事者とジェンダー―知を再編成する(それがなくても大丈夫―ACからフェミニズムへ;多様化するバックラッシュ―男性問題としての抵抗を臨床する;転生する身体―トランスジェンダー;Ain’t I a Woman?/「私」は女ではないの?;現実の複雑性と交差性に向き合うために―「ハーフ」「ミックス」とインターセクショナリティ)
4 ジェンダースタディーズ実践―もっとジェンダーセンシティブに!(こんなとき、私たちはどうしてきたか?―実践を基礎づける;問われる専門家のポジショナリティ)
2020年に始まるCOVID-19感染拡大は,わたしたちの日々の生活から,家族関係,親密な関係,社会動態,政治に至るまで,激動の連続をもたらしつづけている。地域に生きる人々の数だけ存在する「生きづらさ」は,だが「居場所を失う」という共通の苦しみを明らかにし,「?き出しのジェンダー不平等」を浮き彫りにしてきた。阪神淡路大震災の1995年,東日本大震災の2011年にも比肩すべきこの「転換期」をいかに読み解くことができるか――――
居場所を失った人たち,その点と点を結んで短い線を描き,線を撚り合わせ,糸を紡いで布を織るように「新たな場所」がつくられるとき,共に支え合うために共有される知としてのジェンダーが浮上する。このリアルな世界において露出した加害・被害と権力性に向き合うことを求められるとき,ジェンダーという言葉は,援助職に進むべき指し示すだろう。
そのための壮大な見取図を示す「[討議]抵抗の言葉――ジェンダースタディーズ2022-2023」に次いで,ジェンダースタディーズという知の遺産(フェミニズム,フェミニストカウンセリング,男性学・男性性研究,障害学),ジェンダースタディーズの「ホットゾーン」,知を再編成するための当事者によるジェンダー言説,ジェンダーセンシティブな実践(トラウマケア,性被害,アウティング,マイクロアグレッション,反抑圧的ソーシャルワーク),そして「専門家のポジショナリティ」の問いへ。
新しい現実には新しい言葉がなくてはならない――――「いまこの時代を生きるためのジェンダースタディーズ」。