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[BOOKデータベースより]
子どもの安心と信頼を探して―。やりすぎ教育、“叱る依存”、心理的危機対応から考える教室マルトリートメント(不適切な指導)の処方箋。累計750名の教育関係者を動員したオンラインセミナー、待望の書籍化。
序章 教室マルトリートメントを考えるポイント(マルトリートメントの概念の整理;ネガティブなヒドゥンカリキュラムが子どもの「育つ権利」を奪っている ほか)
[日販商品データベースより]第1章 「やりすぎ教育」と教室マルトリートメント(対談 武田信子×川上康則)
第2章 学校現場の“叱る依存”と教室マルトリートメント(対談 村中直人×川上康則)
第3章 子どもの「心理的危機状態」とは何か―教室マルトリートメントの視点から考える(対談 荻上チキ×川上康則)
第4章 教室マルトリートメントの処方箋―対談を終えて(対談を終えて;「指導者の窮屈さ」論を乗り越える ほか)
専門家と考える「教室マルトリートメント」の処方箋
本書の概要
1「やりすぎ教育と教室マルトリートメント」(武田信子)、2「学校現場の〈叱る依存〉と教室マルトリートメント」(村中直人)、3「子どもの心理的危機対応とは何か」(荻上チキ)の三つのテーマから考える、不適切な指導への予防策。累計750名の教育関係者を動員したオンラインセミナー待望の書籍化!
本書からわかること
子どもの育ちに必要なものとは?
「安全基地」とは場所のことではなく、人の役割や働きかけのことを指し、発達心理学の用語です。かつて、子どもの育ちと愛着の関係に着目した心理学者・ボウルビィは、「子どもたちが順調に穏やかに育つためには、安全と探索が必要だ」と述べ、その土台として「アタッチメント」の形成が不可欠であると説明しました。アタッチメントは、日本では「愛着」と訳されていますが、本来の意味は「接続・装着・連結・取り付け」です。
教室を「安心と信頼」で溢れる場所にするには?
人が主体的に行動しようとする際には、喜んでその背中を送り出してくれるような空港の滑走路のような役割を果たし、何かあったときに戻って来ることができる、安心感のある場所が必要です。離れていてもお互いのことを思い、何かあったときには戻って安心感をもたらすことができる存在。後年、心理学者メアリー・エインズワースによって、この役割をもった大人の存在が「安全基地(Secure Base)」と名付けられました。本書は、教室を子どもたちの「安全基地」にしていくことを目指した1冊です。
こんな先生におすすめ
・威圧的な指導や子どもに試練を課すような指導の在り方に違和感を抱いている先生
・子どもたちの安心と信頼で溢れる教室を目指す先生
・2学期からの学級経営を見直したい先生