- 難民
-
行き詰まる国際難民制度を超えて
明石書店
アレクサンダー・ベッツ ポール・コリアー 滝澤三郎- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2023年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784750356259
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[BOOKデータベースより]
世界の強制避難民の数は1億人を超え、難民の約90%は発展途上国に留まり、難民生活は平均10年以上といわれる。破綻した難民保護制度の中、「難民」について世界と日本は何をすべきなのか、何ができるのか。自助努力を支援するアプローチ・受け入れ社会への貢献、出身国の再建を可能にするオルタナティブなビジョンを提示した論争の書、待望の邦訳!
第1部 なぜ危機は起こるのか(世界的な混沌;難民制度の変遷;大混乱)
[日販商品データベースより]第2部 再考(倫理を再考する―救済の義務;避難所を再考する―すべての人に手を差し伸べる;難民支援を再考する―自立を回復するために;紛争後を再考する―復興の促進;ガバナンスを再考する―機能する制度とは)
第3部 歴史を変える(未来への回帰)
難民の国際的保護制度は、1951年の難民条約とUNHCRに基礎を置くが、その制度は「迫害」から逃げる人々が念頭にあり、内戦や暴力による「命への危険」から逃げる人々に対処できていない。また、貧困・失業から逃れる経済移民が難民制度を利用することにも対応できない。
他方で、開発途上国に残る90%の難民は忘れられている。最も脆弱な人々である残された難民は、自由のない難民キャンプで教育も受けず仕事がないまま何年も何十年も過ごすことになる。
本書では、90%の難民の留まる周辺国で、難民に就労機会と教育を提供することで難民の自立を推進することを提唱する。
難民の自助努力を支援するアプローチ、受け入れ社会への貢献、さらには出身国の再建を可能にするオルタナティブなビジョンをA.ベッツとP.コリアーという著名な専門家が提示した重要な1冊。