- コミュニティを研究する
-
概念、定義、測定方法
新曜社
マリー・L.オーマー 似内遼一 クラウディア・カウルトン ダーシー・A.フリードマン ジョアンナ・L.ソベック- 価格
- 9,350円(本体8,500円+税)
- 発行年月
- 2023年08月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784788518209
[BOOKデータベースより]
住環境の改善、生活の質の向上を目的とした街づくりの多様な活動が自治体、地域住民、研究者の協働によって多様に展開されている。しかし、街づくりを次の局面に展開するには、活動の課題を可視化し、指針を立てていくうえで評価が欠かせない。近隣地域やコミュニティの測定法を体系的にわかりやすく解説した本邦初の本。
第1章 はじめに
第2章 コミュニティおよび近隣地域の測定のための枠組み
第3章 コミュニティと近隣地域評価のための手法上の注意点
第4章 変化に向けたコミュニティの熟度とキャパシティ
第5章 コミュニティの戦略的集合行為
第6章 コミュニティにおける社会的つながりとプロセス
第7章 コミュニティのエンパワメントと関与
第8章 コミュニティの資源と住民の満足度
第9章 健康的な生活に影響を与える建造環境
第10章 住宅と近隣地域の変化
第11章 コミュニティの秩序違反、犯罪、暴力
第12章 場所がもたらす社会的排除と不平等
第13章 ウェルビーイングと生活の質
街づくりやコミュニティデザイン、プレイスメイキングなどが注目され、地域を基盤とした住環境の改善、生活の質の向上を目的とした活動が展開されている。そのときに不可欠な近隣地域やコミュニティの測定法を体系的にわかりやすく解説した本邦初の本。
監訳者まえがき / まえがき / 謝辞
第1章?はじめに
コミュニティおよび近隣地域を定義する
本書における測定手法の全体像と測定法の包含基準
測定の信頼性
測定の妥当性
目的と構成
章立てについて
まとめ
第2章?コミュニティおよび近隣地域の測定のための枠組み
概念の枠組み
概念的領域
研究と実践におけるコミュニティの測定法の例
適応例1:健康的な食品へのアクセスの改善
適応例2:コミュニティの健康の促進
適応例3:コミュニティの安全の促進と暴力の防止
適応例4:薬物乱用の防止
まとめ
第3章?コミュニティと近隣地域評価のための手法上の注意点
コミュニティや近隣地域レベルでの測定を行う際の手法上の注意点
生態学的・地理的単位の固有の問題
コミュニティが分析単位の場合の注意点
近隣地域レベルの測定の信頼性を評価する:生態測定法
コミュニティおよび近隣地域の測定における方法論上の課題
社会的・地理的単位としての「近隣地域」の指定
近隣地域の客観的測定と主観的測定
測定法の選択におけるコミュニティ・パートナーの巻き込み
近隣地域の測定法への新技術の活用
まとめ
第4章?変化に向けたコミュニティの熟度とキャパシティ
コミュニティの熟度とキャパシティの定義
コミュニティ熟度モデル
変化に向けたコミュニティ・キャパシティ
コミュニティの熟度とキャパシティの測定
コミュニティ熟度の測定法
コミュニティ・キャパシティの測定法
コミュニティの熟度とキャパシティの複合型測定法
まとめ
第5章?コミュニティの戦略的集合行為
戦略的集合行為を測定することの重要性
戦略的集合行為を測定する方法