- 愈つまらぬ様なり
-
西田幾多郎から田邊元へ
ナカニシヤ出版
山内廣隆
- 価格
- 5,500円(本体5,000円+税)
- 発行年月
- 2023年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784779517440

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[BOOKデータベースより]
政治哲学という「踏み絵」が哲学者たちの運命を分けた。政治哲学を遠ざけた西田、その実践にまで踏み込んだ田邊。対照的な選択へと至る両者の哲学とその呼応を探究。
第1部 「愈つまらぬ様なり」―西田幾多郎の哲学の生成(田邊政治哲学の影;中島力造のトーマス・ヒル・グリーン;西田幾多郎のトーマス・ヒル・グリーン―西田幾多郎「グリーン氏倫理哲學の大意」から ほか)
[日販商品データベースより]第2部 西田幾多郎『善の研究』と政治哲学(河合栄治郎から見た西田の哲学;西田幾多郎『善の研究』における「実践」について;ヘーゲルのソクラテス―ヘーゲル『哲学史講義』から ほか)
第3部 西田幾多郎から田邊元へ(田邊元「西田先生の教を仰ぐ」とその周辺;「ヘーゲル哲学と絶対弁証法」―田邊政治哲学の基底)
政治哲学を「つまらぬ」と遠ざけた西田幾多郎、戦時下に己の政治哲学の実践へと踏み込み悔
恨を残した田邊元。
両者の哲学を掘り下げ、その対立の本質をつかむことから、政治と哲学の関係性、そして日本
哲学の持つ性質が明らかとなる。
●著者紹介
山内廣隆(やまうち・ひろたか)
1949年 鹿児島市に生まれる。
1982年 広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
現在 安田女子大学教授。広島大学名誉教授。博士(文学)。専攻/西洋近世哲学。
著書 『田邊元の政治哲学――戦中・戦後の思索を辿る』(昭和堂,2021年),『過剰な理想――国民を戦争に駆り立てるもの』(晃洋書房,2019年),『昭和天皇をポツダム宣言受諾に導いた哲学者――西晋一郎,昭和十八年の御進講とその周辺』(ナカニシヤ出版,2017年),『ヘーゲルから考える私たちの居場所』(晃洋書房,2014年),『ヘーゲル哲学体系への胎動――フィヒテからヘーゲルへ』(ナカニシヤ出版,2003年),他。