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[BOOKデータベースより]
組織の論理で個人を押しつぶす特攻のメカニズムは、もしかすると現代のこの国にも通じているのではないか―第28回「平和・協同ジャーナリスト基金賞」奨励賞受賞。
第1章 帰還者の伝言
[日販商品データベースより]第2章 勇士の反逆
第3章 帰還者の隔離棟
第4章 殴られた参謀
第5章 教官の出撃
第6章 司令官の戦後
第7章 記録作家の執念
第8章 記録作家が遺したもの
特攻の起源をたどると、「志願だった」という主張と「命令だった」という証言が混在し、ぶつかりあっている。
日本特有のあいまいさの中から生まれた特攻、そのメカニズムはもしかすると現代のこの国にも通じているのではないか―。
「本当のことを伝えてほしいんだよね」
「世間で言われている特攻なんて、うそばっかり」
若者が国を守るために命をささげる美談として伝えられてきた特攻。戦果でなく、死を目的とした「特攻」とは、何だったのか。
元特攻隊員や遺族らへの取材を重ね、浮かび上がってきた特攻の“真実の姿”が、時を超え今、生々しく迫る。敵艦へ体当たりを命じられながら、戦果を上げ何度も生還した特攻隊員。帰還隊員を“仕置き”した参謀は、復讐を恐れ、護身用のピストルを80歳まで手離せなかった。「お国のために」志願した少年飛行兵は、出撃を免れ、終戦とともにソ連の捕虜となった。脱走、密告、シベリア抑留…。
戦禍をくぐり抜けた時代の生き証人の物語に、あなたもいつしか引き込まれる!