[BOOKデータベースより]
宮澤喜一、梶山静六、野中広務、山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎…この圧倒的勢力を相手に、なぜ小沢は奇跡の政権交代をなし得たのか?日本政治史上もっとも熱かった1年を巡る内幕ドキュメント。
夏の陣(仕掛け花火;ドン逮捕の衝撃;改革派と守旧派;迷走する総理;運命の内閣不信任決議案)
冬の陣(小沢神話;八月の落陽;ドーハの悲劇と政治改革;冬の嵐;決着と軋轢 ほか)
手に汗握る権力闘争ノンフィクション!
1993年は、日本の政治史において最も激動の年であった。
「東京佐川急便事件」に端を発した「政治とカネ」の問題や自民党の竹下派を中心とする派閥争い。バブルがはじけ始めた経済への対応。混迷する政治に世論の不信感は大いに高まっていた。世界からはベルリンの壁とソ連の崩壊、東西冷戦の終結という“外圧”も押し寄せていた。
そんな激動の波は、永田町にいた一人の男を突き動した。小沢一郎である。
政界で既に実力者として知られていた小沢は、同志の羽田孜らと共に自民党を離党し、政権交代を起こすべく、水面下で動きを加速させていった。
しかし、小沢の前にはいくつもの障壁が立ちはだかった。親小沢か反小沢という心理的な壁、選挙制度改革をはじめとする政策の違いという主義主張の壁、あるいは与野党という敵味方の壁――。小沢は前進と後退を繰り返しながら、非自民からなる細川護熙政権を誕生させた。「五五年体制」という最も強固な壁をぶち壊したのだ。
そんな最も政治が熱かった「1993年」という1年を駆け抜けていった小沢ら政治家たちの姿を描いていく。そして「1993年の小沢一郎」を通して、現代の日本政治が再びダイナミズムを得るためのヒントを探す。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の城本勝氏は、NHKの記者時代は小沢一郎氏の番記者を務めるなど、長年にわたって日本政治を取材し続けてきました。そんな城本氏が、記者時代の取材メモを初開封して、日本政治史上最も権力闘争が激しかった「1993年の政権交代」を描きます。現代の日本政治が再びダイナミズムを得るためのヒントを探す意味でも、とても意味のあるノンフィクションだといえるでしょう。
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