- 『女人短歌』
-
小さなるものの芽生えを、女性から奪うことなかれ
書肆侃侃房
地方・小出版流通センター
濱田美枝子
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2023年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863855816
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[BOOKデータベースより]
わたしたちの歌誌をつくろう!女性のために女性自身の手によって編まれた歌誌『女人短歌』。第二次大戦の敗戦直後に創刊され、48年にわたって刊行された。男性中心の歌壇のなかで結社を超えて女性たちが結束し、相互研鑽に努めた。女性歌人が活躍できる地平を切り拓いた功績は大きい。五島美代子、長沢美津、生方たつゑ、阿部静枝、山田あき、葛原妙子、中城ふみ子、森岡貞香ら、『女人短歌』に集った歌人たちの熱き魂のリレーを追う。『女人短歌』について初めての総合的研究書。
第1章 『女人短歌』前史―昭和戦時下に生きた女性歌人たちの歌(国民に課せられた時代の要請;戦時下を映す短歌 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 『女人短歌』創刊(『女人短歌』の創刊へ;『女人短歌』創刊への歩み ほか)
第3章 「女人短歌叢書」と宣言文の変遷―『女人短歌』発展の道程(「女人短歌叢書」の刊行;批評精神の向上へ ほか)
第4章 五島美代子と『女人短歌』を牽引した歌人たち―五島美代子・長沢美津・山田あき・生方たつゑ・葛原妙子(五島美代子―『女子短歌』の精神的支柱となって;長沢美津―『女人短歌』に生き続けた歌人 ほか)
第5章 『女人短歌』の存続から終刊へ(真剣勝負の向上心を具現化した場の継続;会員たち相互による研究深化の方向へ ほか)
わたしたちの歌誌をつくろう!
女性のために女性自身の手によって編まれた歌誌『女人短歌』。第二次大戦の敗戦直後に創刊され、48年にわたって刊行された。
男性中心の歌壇のなかで結社を超えて女性たちが結束し、相互研鑽に努めた。女性歌人が活躍できる地平を切り拓いた役割は大きい。
五島美代子、長沢美津、生方たつゑ、阿部静枝、山田あき、葛原妙子、中城ふみ子、森岡貞香ら、『女人短歌』に集った歌人たちの魂のリレーを追う。
『女人短歌』について初めての総合的研究書。
【本書に登場する発言の一部】
「私達を自由自在に詠わしてください。(中略)小さなるものの芽生えを、わが民衆から、女性から奪うことなかれ、と私は大きい声で叫びたい」(五島美代子)
「皆さん、男の人を頼っていてなにが出来ましょうや」(長沢美津)
「今までの古い殻をぬぎ、封建性をすて、ただひたすら作品の力による向上を目指す明るい集団を作りたいのが念願であります。ただ作品のみがものを言う正しい集りで終始したいと思います」(北見志保子)