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[BOOKデータベースより]
19世紀から20世紀にかけては、増幅するスペクタクルのなかで「憧れ」の経済価値が高まり、「憧れ」の形を戦略的に操作した時代である。この「憧れ」の構築する近代に、女性たち、とくに既存の価値観を乗り越えようとする「新しい女性」たちはどうかかわったのだろうか。本書は、国内・海外の研究者たちが共同で、「憧れ」とジェンダーを軸に歴史を読み解く。アジアを動かした感情のダイナミズム―いま注目のジェンダーと歴史学の最先端に挑む。
序章 “憧れ”が動かす近代―新しい女性現象をめぐる感情のダイナミズム
[日販商品データベースより]第1部 「新しい女性」の誕生(アジアに見せたい、アジアを魅せたい―「新しい女性」とイギリス国教会の宣教戦略;ヴェールを外すこと―“憧れ”にうつるエジプトの近代;“憧れ”を喚起し醸成する装置―オランダ領東インド初の現地語女性誌『プトリ・ヒンディア』;ビルマの「新しい女性」とコロニアルな視覚文化―破壊的近代性とエキゾチックな原始性の魅惑と動揺)
第2部 「新しい女性」の戸惑い(在日本朝鮮人女子留学生たちの秘められた“憧れ”―雑誌『女子界』と金瑪利亞の個人史を中心に;「満洲」というファンタジーの創出と空転―宝塚少女歌劇『満洲より北支へ』(一九三八年);「国父」家族のスキャンダル―アタテュルクの養女ウルキュにみる“憧れ”とその反転;戦後日本の“スチュワーデス”―アメリカ人に習ったモダンと着物で背負ったジャパン)
第3部 「新しい女性」の問いかけるもの(ショップガール―イギリスと諸外国におけるモダニティと「新しい女性」)
19世紀から20世紀にかけては、増幅するスペクタクルのなかで「憧れ」の経済価値が高まり、「憧れ」の形を戦略的に操作した時代である。この「憧れ」の構築する近代に、女性たち、とくに既存の価値観を乗り越えようとする「新しい女性」たちはどうかかわったのだろうか。本書は、国内・海外の研究者たちが共同で、「憧れ」とジェンダーを軸に歴史を読み解く。
「憧れ」とは理想とする物事や人物に強く心惹かれる感情を指すが、日本語の語源「あくがる」は、本来いる場所を離れてさまようことを意味し、ここから物事に心を奪われうわの空になる状態を示す言葉へと変わっていった。個々人の感情としての「憧れ」は、欲望、反発、打算、幻滅、嫌悪等、さまざまな感情を誘発する。近代に顕著な発達をみた教育、商業、広告業、メディアは、「憧れ」を育てあるいは制御する手段でもあり、人びとの「憧れ」をどう?むかがこの時代の課題であったことを示している。(本文より)