天安門広場 一九八九年五月

論創社
押原譲　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2023年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784846022815

内容情報

[BOOKデータベースより]

今では過去に葬り去られてしまった１９８９年６月４日の「天安門事件」、そして２００２年の独立までに２０万人以上が虐殺されたという「東チモール独立運動」への弾圧。両事件の現場取材記録を基に事件に至った内実と真相を、今ここに明かす。

第１部　天安門広場一九八九年五月（一九八九年五月二二日；一九八九年五月二四日；一九八九年五月二五日；一九八九年五月二六日；一九八九年五月二七日　ほか）
第２部　南の島の赤い十字架―東チモール、神父たち戦い（ボカジオ青年；カーネーション革命；潜入準備；ダイアリー（一九九四年一〇月四日〜一二月二九日））

[日販商品データベースより]

今では過去に葬り去られてしまった1989年6月4日の「天安門事件」、そして2002年の独立までに20万人以上が虐殺されたという「東チモール独立運動」への弾圧。両事件の現場取材記録を基に事件に至った内実と真相を、今ここに明かす。



ここに収録した「天安門事件」は一九八九年の、そして「東チモール独立運動」は一九九四年の取材です。随分時間が経ってしまいました。それは、取材による記事化で多くの人の目に触れ、被取材者に多大なる迷惑が及ぶことを懸念してきたからです。迷惑どころか命の危険まであります。問題が大きければ大きいほど取材者はその取材に意義を感じ、同時に取材されて困る側、多くの場合は国家であり政府であるのですが、強大な権力を使って対抗してきます。