- 下野の中世社会
-
現代との比較で知るその特質
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2023年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784882868514
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価格:9,900円(本体9,000円+税)
【2021年05月発売】
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現代との比較で知るその特質
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価格:9,900円(本体9,000円+税)
【2021年05月発売】
[BOOKデータベースより]
武士が主役の「中世」とはどんな時代だったのだろうか。栃木県に残る史料を読み解いた上で現代社会と比較し、自力救済の考え、驚くほどの信仰心の篤さといった大きな相違から意外な共通点までを記し、下野中世社会の本質を浮かび上がらせる。
第1部 下野の中世社会の特質(中世は地方分権な社会だった―地頭と戦国期権力から;中世は自力救済と弱肉強食の社会だった―室町時代応永期長沼義秀の長沼荘回復を通して;戦国・近世初期の武将たちの信仰心は篤かった―「佐八文書」を通して;中世は多様性の社会だった―下野板碑の様相から;ひとつではなかった戦国武将の名前;戦国時代の女性の名前―大庵寺「念仏日記」を通して)
[日販商品データベースより]第2部 中世と現代(中世法から見た現代社会―「宇都宮家弘安式条」と「結城氏新法度」から;戦国時代から考える現代日本の原則と国民の義務―下野を中心とした史料から;戦国・近世初期の前・元当主と現当主との関係―下野の那須・大関・小山氏を通して;改易に学ぶ歴史―小山秀綱後室・那須資晴・宇都宮国綱を通して)
武士が主役の「中世」とは
どんな時代だったのだろうか
栃木県に残る史料を読み解いた上で現代社会と比較し、
自力救済の考え、驚くほどの信仰心の篤さといった大きな相違から、
意外な現代との共通点までを記し、下野中世社会の本質を浮かび上がらせる!
中世社会の歴史的特質は何だったであろうか。荘園公領制という土地制度も特質の一つと言える。主役が武士で、土地(所領)の給与や安堵(領有の保証)を通じて結ばれた「御恩」と「奉公」からなる主従関係が形成されたことも特質の一つと言える。権力の分権性、自力救済の考え方、信仰心の篤さ、多様性、戦乱・災害・疫病・飢饉に見舞われたことなども中世社会の特質である。
本書の第1部では、下野を中心とした中世史料から指摘できる中世社会の歴史的な特質について考察した論考を載せた。先学により指摘されている中世社会の歴史的な特質が、下野を中心とした史料からも指摘できることをご理解いただければ幸いである。第2部では、第1部で指摘したことを踏まえ、中世社会と現代社会を比較した論考を載せた。中世という時代の出来事や歴史的な特質を過去のもの、終わってしまったものとして捉えるのではなく、現代及び未来の人々に役に立てることができればという願いから載せたささやかな論考である。(序文より)
【本書の内容】
第1部 下野の中世社会の特質
第1章 中世は地方分権な社会だった
第2章 中世は自力救済と弱肉強食の社会だった
第3章 戦国・近世初期の武将たちの信仰心は篤かった
第4章 中世は多様性の社会だった
第5章 ひとつではなかった戦国武将の名前
第6章 戦国時代の女性の名前
第2部 中世と現代
第7章 中世法から見た現代社会
第8章 戦国時代から考える現代日本の原則と国民の義務
第9章 戦国・近世初期の前・元当主と現当主との関係
第10章 改易に学ぶ歴史