- 新世紀の文学研究
-
一国主義を超えて
ポストコロニアル時代の人文学と東アジア文化圏 2
- 価格
- 4,070円(本体3,700円+税)
- 発行年月
- 2023年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784894769793
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[BOOKデータベースより]
世界各地で排外主義的な風潮が高まる一方、文学の領域では「日本文学」「中国文学」といった国ごとの境界は意味を持たなくなりつつある。国家間の対立が激化する時代、文学による越境はどのように行われるだろうか?アジア文学は可能か。
第1部 パックス・アメリカーナと東アジアの地域研究(地域研究と近代国際世界―パックス・アメリカーナと人種主義を巡って;余白なき世界に抗する想像力;超越の限界と可能性―文学とナショナリズムの関係から;トークセッション(古川日出男;閻連科);南京を書くことの意味―堀田善衞『時間』の戦後文学における位相;「アジアスフィア」―グローバリゼーションを越えて、アンガージュマンとしての出版・翻訳・研究;出入国をめぐる文化政治と文学―「移民」の時代、李恢成と楊逸のあいだから;日本研究の国際化とナショナリズム―安部公房と在日文学研究を事例に;パネルディスカッション)
[日販商品データベースより]第2部 中国文学研究の再検討と再構築(わたしたちはどこから来たのか、そしてどこへ行くのか?―中国と日本における「文学」の誕生と終焉をめぐる考察;岐路に立つ文学;いかに文学を「評論」すべきか―翻訳研究の文化転向から;「信達雅」と中国語における近代の書き言葉概念の変遷)
グローバル化とともに激変する世界の中で、難しい位置に立つ文学。もはや日本、中国といった単体で考える意味は薄れている。創作の現場で作家はどのような問題に直面し、研究者はそれをどう捉えることができるのか。日本と中国の最先端で活躍する作家・研究者が文学の現状と未来を語り尽くす。
執筆者:酒井直樹、古川日出男、閻連科、秦剛、ジャンルーカ・コーチ、高榮蘭、鳥羽耕史、千野拓政、王暁明、王宏志、王風