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[BOOKデータベースより]
スマホは消費、読書は投資。1冊の本が教育格差を乗り越え、「人生の羅針盤」となる!
第1章 読書の価値―「日本人の心」を受け継ぐ本の力(日本人にしかできない「国際貢献の源」は読書にあった;本の教育的な効果は無限大である―一冊の本で知的レベルが上がる ほか)
[日販商品データベースより]第2章 本の読み方―読書は「技術」でもある(「ある映画」が開いた、言葉を追究する世界観;国語辞典が切り開く言葉の世界 ほか)
第3章 読書への投資―「人生」という旅の歩き方(未来を規定する幼児期の教育投資;幼児期における「最強の耳学問」とは!? ほか)
第4章 本の選び方―読書の価値は「読む前」に決まる(「知りたい」という本能レベルの読書欲;児童文学の巨匠が推す「本の選び方」と八つの視点 ほか)
子どもを本嫌いにする読書教育はもうやめよう!
「読書で人生が変わった」数々の実話から読書の真の価値と適切な指導法を探る
学校時代、「読書の重要性」を親や先生から諭され、うっとうしく思った経験はありませんか。「本なんか読んで、何かいいことあるのか?」と――筆者は、「読書ひとつで人生が変わる!」そんな場面を何度も見聞きしてきました。
たとえば筆者の教え子たちの中には、こんな経験をした子がいます。イジメに遭って居場所をなくしていた時期、ある一冊の本に出あって命を救われた。小学生時代に身につけた読書習慣で、成人後に苦境から脱した。こうした「読書で人生が変わった」数々の実話を通じて、読書の教育的な価値をお伝えするのが本書の趣旨です。
筆者は、読書は「教育への最良の投資」だと考えます。本ほど安価で、教育的な効果のあるツールはほかにないと思うからです。すぐれた本を読むことで、「知の巨人」を(大金をかけずに)自らの脳内に棲まわせることができる。読書とはそういう営みではないでしょうか。とくに名著と呼ばれる「古典」を読むことは、(もしそれが文庫なら)破格の値段で過去への旅をするようなものです。考えてもみてください、書店や図書館へ行けば、1000年も2000年も前の書物に触れることができる、これは奇跡としか言いようがありません。「古典を読む」とは、過去の偉人たちと時空を超えて対話をすることなのです。
ところが、一方で教育現場では、「読書感想文」や「10分間読書」など、子どもたちを本嫌いにさせる教育活動が根強く行われています。全国各地の学校では、「ざんねん!」のひと言では済まされない「悲劇」が日々生み出され続けているのです。
では、どうすればこうしたちぐはぐな状況を脱することができるのでしょうか。まずは本書で紹介した30ほどのエピソードを読んで、「読書ひとつで人生が変わる可能性」を実感していただけると幸いです。(ありま・しんいちろう)
「本なんか読んで何になるの?」そんな疑問を吹き飛ばす、痛快読書指南!
著者の読書指導が功を奏して、難関大学に合格した、
医師やアナウンサーや弁護士になった、
あるいは不登校や希死念慮を乗り越えた元教え子たちがいる!
幼い頃から「本の虫」だった著者が、自らの読書遍歴と指導歴をもとに
現行の「学校でのざんねんな読書指導」の問題点を指摘しつつ、
「一生モノの思考力を育む読書法」を徹底解説。