- 日本人無宗教説
-
その歴史から見えるもの
筑摩選書 0255
筑摩書房
藤原聖子
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2023年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784480017734
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[BOOKデータベースより]
「日本人は無宗教だ」とする言説は明治初期から、しかもreligionの訳語としての「宗教」という言葉が定着する前から存在していた。「日本人は無宗教だから、大切な○○が欠けている」という“欠落説”が主だったのが、一九六〇年代になると「日本人は実は無宗教ではない」「無宗教だと思っていたものは“日本教”のことだった」「自然と共生する独自の宗教伝統があるのだ」との説が拡大。言説分析の手法により、宗教をめぐる日本人のアイデンティティ意識の変遷を解明する、裏側から見た近現代宗教史。
第1章 無宗教だと文明化に影響?―幕末〜明治期
[日販商品データベースより]第2章 無宗教だと国力低下?―大正〜昭和初期
第3章 無宗教だと残虐に?―終戦直後〜一九五〇年代
第4章 実は無宗教ではない?―一九六〇〜七〇年代
第5章 「無宗教じゃないなら何?」から「私、宗教には関係ありません」に―一九八〇〜九〇年代
第6章 「無宗教の方が平和」から「無宗教川柳」まで―二〇〇〇〜二〇二〇年
「日本人は無宗教だ」とする言説の明治以来の系譜をたどり、各時代の日本人のアイデンティティ意識の変遷を解明する。宗教意識を裏側から見る日本近現代宗教史。
「日本人は無宗教だ」とする言説は明治初期から、しかもreligionの訳語としての「宗教」という言葉が定着する前から存在していた。「日本人は無宗教だから、大切な〇〇が欠けている」という欠落説≠ェ主だったのが、一九六〇年代になると「日本人は実は無宗教ではない」「無宗教だと思っていたものは日本教≠フことだった」「自然と共生する独自の宗教伝統があるのだ」との説が拡大。言説分析の手法により、宗教をめぐる日本人のアイデンティティ意識の変遷を解明する、裏側から見た近現代宗教史。
【目次】
はじめに 藤原聖子
第一章 無宗教だと文明化に影響?――幕末〜明治期 木村悠之介
第二章 無宗教だと国力低下?――大正〜昭和初期 坪井俊樹
第三章 無宗教だと残虐に?――終戦直後〜1950年代 藤原聖子
第四章 実は無宗教ではない?――1960〜70年代 木村悠之介
第五章 「無宗教じゃないなら何?」から「私、宗教には関係ありません」に――1980〜90年代 和田理恵
第六章 「無宗教の方が平和」から「無宗教川柳」まで――2000〜2020年 稲村めぐみ
おわりに 藤原聖子