- シッカとマルガレータ
-
戦争の国からきたきょうだい
子どもの未来社
ウルフ・スタルク スティーナ・ヴィルセン きただいえりこ- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2023年05月
- 判型
- A4変
- ISBN
- 9784864122344
[BOOKデータベースより]
戦争がはじまり、家族とはなれて平和な国へひとり旅立つシッカ。むかえる平和な国の家族には、マルガレータという同じ年ごろの女の子がいました。ふたりは、反発し合いますが…。スウェーデンの代表的な児童文学作家ウルフ・スタルクが、子どもたちの集団疎開を、ふたりの少女の視点からていねいに描いた絵本。
[日販商品データベースより]戦争を逃れ、家族と離れて平和な国へひとり旅立つシッカ。むかえる家族にはマルガレータという同じ年頃の女の子がいて、ふたりは反発しあいながら理解を深めていく……。戦争が引き起こす難民問題を伝えるスウェーデンの絵本。
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突然難民の子どもが家にやってきたら、どういうことになるのだろう。
戦争から逃れてやってきた子どもを預かるという、そのような取組みについて知らなかったので、そこでつまづいてしまった自分です。
マルガレータの親は、ビックリさんだなんて言わずに、あらかじめ同意形成する必要があったのではないでしょうか。
ともあれ戦争が起こって親と離れたシッカの心も、望んでやってきたわけではないので、明るいわけではありません。
いろんなことを考えさせられる絵本として、あまり感情表現をしていないヴィルセンの絵は、効果的かも知れません。
何よりも、戦争が終わって両親と再会できたシッカの喜びにほっとしました。
それだからこそ、シッカとマルガレータは「きょうだい」でいられるのですね。
ぬいぐるみの犬の名前トイボの意味も、素敵なエッセンスでした。
久しぶりに読んだウルフ・スタルクの作品です。
どの作品も、子どもの心理をとてもきめ細かく描いているので、好きな作家の一人です。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】