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日本人のパパがスウェーデンでたどり着いた男女平等教育
新評論 谷沢英夫
点
第1章 スウェーデンの男女平等―元々、スウェーデンは男女平等だったのか?(男女は同じ可能性をもっている;量的平等と質的平等;内面化された性別規範;垣間見た日本の男女平等)第2章 男女平等と子育てとの関係はどのようなものなのか(理念と現実;「私」の生い立ちに立ち戻るとき;男らしさ・女らしさ?;男女平等の価値観を心の中に築きあげる)第3章 プレスクールはヒントの源泉(大切な価値観を育む;スウェーデンのプレスクール;ビデオ観察が明らかにしたこと;子育てを理解しようとする社会)第4章 スウェーデンの社会に学ぶ(父親と母親ができること;父親も育児をしよう;子どもたちは社会に敏感―男の子、女の子らしさの子育てに注意しよう;男・女がしてよく、あなたがしては駄目なことはない;「かわいい!」と言う前に;「喜び(joy of Life)」の育み―お話し上手になりましょう;お話の主人公を代えてみよう;家庭での暴力や体罰は絶対にやめよう;スキンシップを増やそう;子どもたちとメディアの迷宮―衣服や持ち物などの褒め方に気をつけよう;絵本・おもちゃの選び方に気をつけよう;メディアには気をつけよう;ポジティブな子育てを心がけよう)第5章 子どもたちが語る男女平等―羽ばたけ、未来の子どもたち
50年にわたる在住経験で体感した北欧ジェンダー先進社会の理念と実践。自らの意識を変革しつつ子と向き合う育児の真髄 「育児に携わり、日々、子どもが成長する様子を見届ける生活は、このうえなく楽しいものでした。それを可能にしてくれたのがスウェーデンの社会なのです」 そんな社会に50年間暮らし続けた著者は、自らの子育てを振り返って、スウェーデンという国の「男女平等原則が大きく影響した」としている。著者が日本の父親に対して育児をすすめるのは、それが「幸せなこと」であるからだ。彼の妻はスウェーデン人でプレスクールの園長。それゆえ、一般の保護者よりも育児というものが身近にあったのだろう。日々の営みのなかで家族の「幸福」に焦点を当てているところが本書の特徴となっている。 1960年代より欧州社会は「男女共同参画」を発展的な課題として受け入れ、多様な人々が暮らしやすい環境を模索してきた。そのような社会的うねりのなかで、父親たちは真っ直ぐな眼差しでその変化を見つめてきた。他者のケアに携わっている人は「無意識にもっている偏見」を常に問い返される。そのよき例として、「プレスクールのビデオ観察」についても触れている。この観察は、子どもと向き合うトレーニングを積んだ人たちでさえ、男女役割分担という思考の枠組みから解放されていないことを示していた。だからこそ、私たち一人ひとりもそのことを意識しようと著者は言っている。 「男・女らしさとは何だろう?」、「子どもたちとどのように接するの?」――後半では、子どもと過ごした日々から得られたヒントが示されている。読み進めれば、読者自身の日常がそこに重なっていくだろう。示された言葉は、家族と向き合った時間から紡がれた「本当に大切なもの」ばかりだ。だからこそ、その思いが私たちを優しく包んでくれる。 結びとして掲載された「スウェーデンの子どもたちへの調査結果」において子どもたちは、大人に対して語りかけている。「スウェーデン社会の選択は成功であった。私たちの声こそが、希望ある未来を切り開いた社会である!」(株式会社アネビー 藤井薫)
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[BOOKデータベースより]
第1章 スウェーデンの男女平等―元々、スウェーデンは男女平等だったのか?(男女は同じ可能性をもっている;量的平等と質的平等;内面化された性別規範;垣間見た日本の男女平等)
[日販商品データベースより]第2章 男女平等と子育てとの関係はどのようなものなのか(理念と現実;「私」の生い立ちに立ち戻るとき;男らしさ・女らしさ?;男女平等の価値観を心の中に築きあげる)
第3章 プレスクールはヒントの源泉(大切な価値観を育む;スウェーデンのプレスクール;ビデオ観察が明らかにしたこと;子育てを理解しようとする社会)
第4章 スウェーデンの社会に学ぶ(父親と母親ができること;父親も育児をしよう;子どもたちは社会に敏感―男の子、女の子らしさの子育てに注意しよう;男・女がしてよく、あなたがしては駄目なことはない;「かわいい!」と言う前に;「喜び(joy of Life)」の育み―お話し上手になりましょう;お話の主人公を代えてみよう;家庭での暴力や体罰は絶対にやめよう;スキンシップを増やそう;子どもたちとメディアの迷宮―衣服や持ち物などの褒め方に気をつけよう;絵本・おもちゃの選び方に気をつけよう;メディアには気をつけよう;ポジティブな子育てを心がけよう)
第5章 子どもたちが語る男女平等―羽ばたけ、未来の子どもたち
50年にわたる在住経験で体感した北欧ジェンダー先進社会の理念と実践。
自らの意識を変革しつつ子と向き合う育児の真髄
「育児に携わり、日々、子どもが成長する様子を見届ける生活は、このうえなく楽しいものでした。それを可能にしてくれたのがスウェーデンの社会なのです」
そんな社会に50年間暮らし続けた著者は、自らの子育てを振り返って、スウェーデンという国の「男女平等原則が大きく影響した」としている。著者が日本の父親に対して育児をすすめるのは、それが「幸せなこと」であるからだ。彼の妻はスウェーデン人でプレスクールの園長。それゆえ、一般の保護者よりも育児というものが身近にあったのだろう。日々の営みのなかで家族の「幸福」に焦点を当てているところが本書の特徴となっている。
1960年代より欧州社会は「男女共同参画」を発展的な課題として受け入れ、多様な人々が暮らしやすい環境を模索してきた。そのような社会的うねりのなかで、父親たちは真っ直ぐな眼差しでその変化を見つめてきた。他者のケアに携わっている人は「無意識にもっている偏見」を常に問い返される。そのよき例として、「プレスクールのビデオ観察」についても触れている。この観察は、子どもと向き合うトレーニングを積んだ人たちでさえ、男女役割分担という思考の枠組みから解放されていないことを示していた。だからこそ、私たち一人ひとりもそのことを意識しようと著者は言っている。
「男・女らしさとは何だろう?」、「子どもたちとどのように接するの?」――後半では、子どもと過ごした日々から得られたヒントが示されている。読み進めれば、読者自身の日常がそこに重なっていくだろう。示された言葉は、家族と向き合った時間から紡がれた「本当に大切なもの」ばかりだ。だからこそ、その思いが私たちを優しく包んでくれる。
結びとして掲載された「スウェーデンの子どもたちへの調査結果」において子どもたちは、大人に対して語りかけている。「スウェーデン社会の選択は成功であった。私たちの声こそが、希望ある未来を切り開いた社会である!」(株式会社アネビー 藤井薫)