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[BOOKデータベースより]
音楽は「音楽学」という学問が産声を上げた19世紀末以降、音楽理論や音楽美学は心理学の知見をどのように参照してきたか。現代に至る学問史のなかで、学際的な見地から諸事例をピックアップする「音楽学の科学史」「“心”の言語」である。
本書に寄せて 科学史と音楽研究史のあいだ
[日販商品データベースより]総説 科学史としてみる音楽理論・音楽美学
第1章 心理学を介した音楽美学=音楽理論の領域化―音心理学に対抗するリーマンの音想像論
第2章 心理学によって音楽の起源を説明する試み―ヴァラシェクの「タクト」概念の変遷から
第3章 「日本音楽」の分析から「民族の特性」の説明へ―田辺尚雄の日本音楽論と心理学
第4章 心理学者と音楽理論家のコラボレーション―マイヤーとロスナーによる学際的な取り組み
第5章 聴くことと知ることはどのように関係しているのか―分析美学からみた音楽と心
〈音〉とは何か、〈音楽〉とは何か――。物理学や生理学、心理学が飛躍的に発展した19世紀後半以降、音楽のしくみ(理論・美学)を音そのものや音響現象に還元して、つまり音の物理的な振動に対する感覚や心の反応として捉えるようになった。なかでも心理学は、「心の言語」と呼ばれる音楽の本質を探究する際の重要な参照先であった。その後、問題や関心、学問領域の呼称などは少なからず変化してきたが、心理学が現代に至るまで音楽理論・音楽美学に多大な刺激を与えていることは疑いようがない。
本書では、音楽学が他の研究分野・領域との交流・軋轢のなかで新たな知を形成してきた歴史に着目し、とりわけ心理学の知見をどのように参照し、取り入れてきたかをさぐる。