- 「複雑系」入門
-
カオス、フラクタルから生命の謎まで
ブルーバックス Bー2227
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2023年04月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065316245
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[BOOKデータベースより]
複雑系の科学は「第2の科学革命」である。分子から原子へ、さらに素粒子へ―。対象を究極まで切り刻む「近代のパラダイム」は科学に「革命」をもたらし、人類はその成功に酔ったが、宇宙や生命の謎は、なおも解けないままだった。そこへ発見されたのが、複雑怪奇で予測不可能な、従来の科学観をすべてくつがえす一連の現象だった。「第2の革命」の物語を一から読める「複雑系」入門!
第1章 近代のパラダイム
[日販商品データベースより]第2章 カオス
第3章 フラクタル
第4章 ライフゲーム
第5章 カオスの縁
第6章 生命
第7章 経済・歴史・社会
「複雑系」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。「バタフライ効果」「カオス」「フラクタル」なども、一時は流行語のようになりました。では、それらの言葉で表される「複雑系の科学」とはいったいどのようなものなのか、従来の科学とはどう違うのかは、意外に知られていないように思われます。
たとえば、複雑系の科学に特有の「フラクタル図形」と呼ばれるものは、1次元でも2次元でもなく、小数で表される次元をもちます。また、面積は有限であるにもかかわらず無限の長さの曲線をもつ図形もあります。さらには、「面積がゼロ」の図形も存在するのです!
しかし、複雑系の科学はけっして、毛色の変わった「特殊な科学」ではありません。ニュートンによる科学革命は、相対性理論や量子力学によって完成の域に近づき、いまや大成功を収めたかに見えます。しかし、じつは、宇宙がどうやって始まったか、生命はどうやって生まれたか、といった謎は、いまだに解くことができないままです。それは「予測可能」で「線形的」な近代科学の限界ともいわれています。
これに対して複雑系の科学は「予測不可能」で「非線形」な科学です。宇宙や生命の謎を解くには、複雑系の科学が必須と考えられ、その誕生は近代科学を覆す「第二の科学革命」ともいわれているのです。
本書は複雑系の科学はなぜ新しい科学なのかを、日本数学会出版賞を受賞した著者が、数式をほとんど使わず、文系の読者にも平易に読み進められるように書いたものです。信じられないような現象の発見から始まるスリリングな物語を、驚くべき図形の数々とともに追ううちに複雑系の本質が大づかみにわかる、複雑系を知りたい人なら最初に読むべき一冊としておすすめします。
カバーに掲載された最新技術による3Dのフラクタル画像にも注目!
本書の構成
第一章 近代のパラダイム
第二章 カオス
第三章 フラクタル
第四章 ライフゲーム
第五章 カオスの縁
第六章 生命
第七章 経済・歴史・社会