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[BOOKデータベースより]
第1部 「相逢行」「長安有狹斜行」「三婦〓」研究(「相逢行」「長安有狹斜行」「三婦〓」の概要;深奥の宴;「三子」の帰宅と私宴;「巫」から「小婦」へ;絶えざる楽舞、永遠の幸福 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 六朝時代の艶詩と「祭祀」・「宴飲」・「家族」(鳥の舞―「白紵舞歌」晋古辞の文学史上の位置について;南朝梁・蕭綱の西曲模擬作品考;夫の帰宅―南北朝後期の「羅敷古辞」模擬作品について;あざわらわれた洛神―南朝陳・顧野王の「〓歌行」をめぐって;南朝梁「内人」詩のテーマと視点 ほか)
中国の六朝時代、その中でも斉・梁を中心とする時期に流行したのは、女性あるいはそれと関わる事物を題材とした艶詩であった。後世の人々はそれらの艶詩が儒教から乖離し、作品制作の流行が当時の人々の風俗の頽廃に由来したと主張して、痛烈に批判した。六朝艶詩に対するそのような見方は、現在に至るまで大きくは変わっていない。
本書は上記の説に疑問を呈し、六朝時代の幾つかの代表的艶詩作品の性質と制作の流行の背景、そして作者たちの文学思想を再検討することによって、六朝艶詩の特質および作者たちの精神のこれまでに看過されてきた一面に光を当てる。
本書は、中国古典文学研究に一石を投ずる論考である。