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価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2023年12月発売】
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[BOOKデータベースより]
多様な新派映画の魅力。明治時代に興り、大正から昭和にかけて隆盛した「新派劇」と、そこから題材を得た「新派映画」は、類型的なメロドラマのイメージが強い。だがそればかりでなく、じつは喜劇や翻案劇など多様な試みを実践しながら、大衆の心性と共鳴し人気を得ていた。本書では、映画史的には周縁とされてきた新派映画の魅力を、演劇・文学・音楽の観点からも検討し、“新派”的な感性の広がりを再発見する。
1 新派と映画の歴史的交錯(新派から映画へ―その前提として;日活向島再考―その歴史的意義について;菊池幽芳原作『毒草』にみる日本映画の革新と成熟―井上正夫の連鎖劇と向島撮影所の新派映画)
[日販商品データベースより]2 新派的な情動とメロドラマ(新派的なるもの―ある考察;新派的ヒロインの因果―新派映画と翻案にみる義理と情の葛藤構造;「メロドラマ」映画前史―日本におけるメロドラマ概念の伝来、受容、固有化;『不如帰』とその時代―その歴史的意義について)
3 クロスメディアと新派的な感性(新派と新国劇の交差するところ―中里介山『大菩薩峠』の二つの顔;『不如帰』の舞台化における音楽演出;ヒロインの死を悼むのは誰か―樋口一葉作『にごりえ』とその脚色;「椿姫」を演じた男たち―中国演劇における「新派的」想像力の行方)
4 新派の水脈・過去と現在(中野實の「喜劇」と「青春」―もう一つの新派;新派のアクチュアリティと探偵劇の系譜―明治期『都新聞』の「探偵実話」から江戸川乱歩と横溝正史の劇化に及ぶ;偏在する〈新派〉)
明治時代に興り、大正から昭和にかけて隆盛した「新派劇」と、そこから題材を得た「新派映画」は、類型的なメロドラマのイメージが強い。
だがそればかりでなく、じつは喜劇や翻案劇など多様な試みを実践しながら、大衆の心性と共鳴し人気を得ていた。
本書では、映画史的には周縁とされてきた新派映画の魅力を、演劇・文学・音楽の観点からも検討し、〈新派〉的な感性の広がりを再発見する。