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[BOOKデータベースより]
近代以前の中国において、「書」は文学や絵画と並ぶ最高の芸術とみなされていた。文字をつかさどることは世界の統治と同等の意味を有し、この根源的な政治性とあいまって、文字や言葉を記す「書」は中国文化における重要な地位を占めるに至った。書論のみならず文字学、言語哲学、文学論、画論など文字や書くことに関する諸種のテクストを相互に接続、交差させることで、「文字を書くこと」に関する思想―書字思想の体系を明らかにする。近代以降に形成された造形芸術としての片面的な評価を改め、「書字」という人間の普遍的な営みから「書」の意義を捉えかえす意欲作。
序論
[日販商品データベースより]第1章 言葉・文字・書(文字と権力;声の文化と文字の文化 ほか)
第2章 文の起源(“文”の概念体系;殷代甲骨文・金文にみえる“文” ほか)
第3章 文と書の芸術化(芸術と理論;文と詩 ほか)
第4章 風骨の美学(美学概念としての「風骨」;魏晋南北朝から唐末までの「風骨」の用例 ほか)
第5章 文・書・面の存在論的統合―劉〓・張懐〓・張彦遠(劉〓の文論;張懐〓の書論 ほか)
近代以前の中国において、「書」は文学や絵画と並ぶ最高の芸術とみなされていた。
文字をつかさどることは世界の統治と同等の意味を有し、この根源的な政治性とあいまって、文字や言葉を記す「書」は中国文化における重要な地位を占めるに至った。
書論のみならず文字学、言語哲学、文学論、画論など文字や書くことに関する諸種のテクストを相互に接続、交差させることで、「文字を書くこと」に関する思想―書字思想の体系を明らかにする。
近代以降に形成された造形芸術としての片面的な評価を改め、「書字」という人間の普遍的な営みから「書」の意義を捉えかえす意欲作。