[BOOKデータベースより]
自分たちで描いた「原爆の図」を世界じゅうの人たちに見せてまわり、展示する場所をつくり、そこで生活をして、絵を描き続けた丸木俊。その、力いっぱいかけ抜けた人生をたどる。
1 北国の少女
2 女絵描きになる
3 外国への旅
4 位里との出会い
5 新型爆弾
6 原爆を描く
7 旅する絵画
8 美術館をつくる
9 本当の戦争とは
10 やまんば会議
北海道で生まれた丸木俊は、東京の美術学校で学び、モスクワやパラオ諸島にも行き、さまざまなものを見つめ、自然や人を愛し、豊かな創造性にあふれた絵を描き続けました。そして、夫である丸木位里とともに「原爆の図」を描き、その絵を自ら世界中に見せてまわり、いつでも見ることができる場所、原爆の図丸木美術館をつくります。人に優しく、自分の生きたいと思う道をかけぬけた、新しい芸術家の生き方を伝記でたどります。
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価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2014年12月発売】
「原爆の図」の痛烈な絵で印象が強い丸木俊ですが、彼女の描く絵は様々な顔をもっていて、共通するのは人間愛であり、郷土愛のような気がします。
そんな丸木俊が、いかに国際的であり、人間的であったかを知ることで、理解の幅が広がりました。
私の住んでいる市川とも近くの松戸とも縁があり、パラオに行ったこともあるという共通項で、身近にも思えました。
同時に、広島原爆に思う心、伝える心を、今一度刺激されました。
様々な人とのつながりにも関心が膨らみました。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】