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[日販商品データベースより]
本書は、西洋の教育の思想や歴史を中心に、それぞれの時代の課題と格闘した先人たちの思索や実践を紐解きながら、私たち一人ひとりが今日の教育課題に向き合い、考えていくための「知」を鍛えることをねらいとしている。各章には探究したい「問い」を設定している。その問いのもと、先人たちが時代の課題をどのように乗り越えようとしていったのか、また、それぞれの時代や社会において、人間や教育がどのように捉えられてきたのかなどを考えられるようにしている。
「第1章 古代ギリシア・ローマの教育」では、都市国家スパルタとアテナイの教育の特徴から、社会の仕組みと人づくりとの関係を考えるとともに、ソクラテスの対話実践を通して、「教育とは何か」を探究する。
「第2章 中世ヨーロッパの教育」では、キリスト教と教育とのつながり、ルネサンスや宗教改革といった時代の大きな動きと教育観の変容を概説する。コメニウスの教育思想では、絵入り教科書『世界図絵』を通して、「教授(教えること)とは何か」を探究する。
「第3章 近代ヨーロッパの教育思想」では、市民社会の到来や産業構造の変容を背景に、教育思想が豊かに展開されていったことや、学校教育制度が確立していく過程を、ルソー、ペスタロッチー、ヘルバルトらの教育思想を中心に概説する。
「第4章 新教育運動と教育思想」では、19世紀終盤の新教育運動を取り上げ、新学校に見る「子ども中心」の教育の意義を問うとともに、アメリカの進歩主義教育における展開にも注目する。今日の学校教育改革にも通底する「主体的・協働的な学び」や、それを生み出す学校の在り方について探究する。
「第5章 近代ヨーロッパの教育思想を超えて」では、まず、精神科学的教育学の知見に基づき、教育概念の整理や広がりをつかむとともに、フーコーやイリイチによりながら近代教育が作り上げてきた教育システムを批判的に検討し、改めて「教育とは何か」を探究する。