- ピアノ調律師の工具カバン
-
失われた音を求めて
音楽之友社
アンジェロ・ファブリーニ ピエトロ・マリンコラ 酒井陽子- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2023年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784276210080
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[BOOKデータベースより]
プロローグ
[日販商品データベースより]第1話 プロになるまで:地獄の音から天国の音へ
第2話 “Fabbrini”のロゴ入りピアノ、カーネギーホールに現る
第3話 やっかいなブランド:「口うるさい」とまでは言わないが
第4話 ピアノのセレクトと仕上げ:良くも悪くもフィーリング次第
第5話 工具カバンと旅行カバン:溢れる情熱でいつでも準備万端
第6話 ピアノの弦:時には指からとても遠く
第7話 調律に必要なもの:技術と、それから?
第8話 開演前と本番:はりつめた弦のように
第9話 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ:お蔵入りになったプロジェクト
第10話 偉大なピアニストたちとの仕事:私のマエストロたち
第11話 外伝:フィーリングの問題
第12話 失われたピアノを求めて
ピアノ調律界の巨匠、アンジェロ・ファブリーニの回顧録。彼は完璧主義のピアニスト、ミケランジェリが最も信頼した調律師であり、現代最高峰のピアニストの美音を、プレイヤーと共に作り上げてきた名職人である。ポリーニのリサイタルでピアノに金に光るFabbrini(ファブリーニ)の文字を見た方も多いはずだ。アルゲリッチ、ツィメルマン、シフ、ルプー、バレンボイム、内田光子、キース・ジャレットも彼の仕事を絶賛してきた。
1934年にイタリアで生まれた彼は、これまでピアノを愛する多くの人々と共に歩んできた。彼とミケランジェリとの絆は特に深い。数々のリサイタルやレコーディングだけでなく、プライベートでも親密な仲であった。ミケランジェリの没後、彼は思わぬものをプレゼントされることになる――
60年以上にわたり、誰よりもピアノそしてピアニストに寄り添ったファブリーニだからこそ、見て聞くことができたエピソードが満載。貴重な図版も必見である。