この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 未婚じゃなくて、非婚です
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2024年02月発売】
- 不倫と結婚
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2019年03月発売】
- 【定本】災害ユートピア
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2020年10月発売】
- ハイジャック犯は空の彼方に何を夢見たのか
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2015年04月発売】
- 殺人鬼ゾディアック
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2015年09月発売】
[BOOKデータベースより]
コロナ後の厳しい時代を「やさしさ」で武装して生き抜くために。サッカーチームの先輩から自然に受けていた励まし、偽善的な上司への演技、客室乗務員時代の女性たちの連帯…。マウントや偏見など無意識の暴力がはびこる日常生活を、相手の立ち場で考える想像力=「やさしさ」を持って見つめ直し、私を立ち上がらせた大切な感情の集積。韓国で大反響のエッセイ!
第1部 海苔刷毛置き、みたいな文が書きたい(旅に正解はありますか;逆さま人間たち;サッカーと大家;虚飾に関して;自分だけを信じるわけには、いかないから ほか)
[日販商品データベースより]第2部 ひとつの季節を越えさせてくれた(扉の前で、今は;そんな私たちが、いたんだってば;飛行機はわるくなかった;あるミニマリストの試練;wkw/tk/1996@7′55″/hk.net ほか)
コロナ後を生き抜く
キーワードは「やさしさ」
ユーモア溢れる筆致で多くの読者を魅了した『女の答えはピッチにある』(サッカー本大賞2021受賞)の著者による、韓国で大反響のエッセイ、日本上陸!
新型コロナウィルスの世界的な流行で生活は一変し、人と関わらない日々が普通になりつつある。今まであたりまえだと思っていたことが、そうではなかったと思い知った著者が、日常生活を振り返り、自分がつらかったとき、困難に直面したとき、他者の大小さまざまな「やさしさ」がいかに自分自身を立ち上がらせてくれていたのか、しみじみと実感したエピソードが本書には詰まっている。
『多情所感』とは、 韓国の四字熟語「多情多感 (思いやりが深いこと )」にちなんだ造語。コロナ前には気づかなかった、女子サッカーチームの先輩たちから自然に受けていた励まし、偽善的な上司からの悟り、客室乗務員時代の女性たちの連帯、社会にはびこるマウントや偏見、SNSの言葉の落とし穴、塞ぎ込んでいたときに救ってくれた友人の料理のあたたかさ…。タイトルの通り、著者の繊細な感受性が日常生活や社会の様々な層の感情を掬いあげていくが、それには秘密がある。著者が小学校3年生の時に、大人たちが何気なく使う言葉や表現でクラスメートが深く傷つけられていると感じた記憶が明かされる。その姿が自らの深い傷になり、今も反芻し、差別する側の目が自らの内にないか常に問いかけている著者の繊細さがあるからこそ、本書の言葉は人を包みこむやさしさをもつ。
大きく感情を揺さぶられながら、相手の立場で考える想像力を取り戻す力を与えてくれる、心の点滴のような一冊。