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[BOOKデータベースより]
人間の“後”には何が来るのか?―“人間中心主義”の超克を画策する埴谷雄高、花田清輝、安部公房、澁澤龍彦の文学を共振させ、来たるべき“ポストヒューマン”のヴィジョンへと架橋する画期的論考。
序章 “ポストヒューマン”のY字路―安部公房『第四間氷期』をめぐる交響
[日販商品データベースより]1 “存在の革命”―埴谷雄高から安部公房へ(埴谷雄高「虚空」と花田清輝―ポオ『メールストロームの渦』をめぐる軋轢と共振;“魂”のフロッタージュと“物”のコラージュ―埴谷雄高「一枚のエルンストの絵に」;シュペルヴィエルの影―埴谷雄高と安部公房「壁―S・カルマ氏の犯罪」)
2 “オブジェ”の思想―安部公房と花田清輝(安部公房『壁』の中の“ダリ”―“偏執狂的批判的方法”と“異形の身体”表象;“オブジェ”達の革命―花田清輝と安部公房「壁―S・カルマ氏の犯罪」;“人形”のレジスタンス―花田清輝の“鉱物中心主義”的モティーフと“革命”のヴィジョン)
3 『死霊』と“反出生主義”―埴谷雄高から澁澤龍彦へ(“子供”を生むこと―埴谷雄高『死霊』の中の“反出生主義”;“私小説”としての『死霊』―“反出生主義”をめぐる埴谷雄高の“芸術”と“実生活”;“単性生殖”のユートピア―埴谷雄高と澁澤龍彦の“反出生主義)
4 “ポストヒューマン”の地平―澁澤龍彦と“人形愛”(“生きた人形”あるいは“犬”のような少女―川端康成「片腕」を読む澁澤龍彦;“独身者の機械”と“異形の身体”表象―「他人の顔」「片腕」「人形塚」の同時代性;ハンス・ベルメールの反時代的身体―四谷シモンが“球体関節人形”と澁澤龍彦に出逢う時;〈マネキン人形〉の詩学―安部公房と澁澤龍彦の“人形愛”)
終章 “人新世”の埴谷雄高―『死霊』とポスト“人間中心主義”
人間の “後” には何が来るのか?――
〈人間中心主義〉の超克を画策する埴谷雄高、花田清輝、安部公房、澁澤龍〓の文学を共振させ、来たるべき〈ポストヒューマン〉のヴィジョンへと架橋する画期的論考。
【目 次】
序 章 《ポストヒューマン》のY字路
T 〈存在の革命〉― 埴谷雄高から安部公房へ―
第1章 埴谷雄高「虚空」と花田清輝
第2章 〈魂〉のフロッタージュと〈物〉のコラージュ
第3章 シュペルヴィエルの影
U 〈オブジェ〉の思想― 安部公房と花田清輝―
第4章 安部公房『壁』の中の〈ダリ〉
第5章 〈オブジェ〉達の革命
第6章 〈人形〉のレジスタンス
V 『死霊』と〈反出生主義〉― 埴谷雄高から澁澤龍〓へ―
第7章 〈子供〉を生むこと
第8章 〈私小説〉としての『死霊』
第9章 〈単性生殖〉のユートピア
W 《ポストヒューマン》の地平― 澁澤龍〓と〈人形愛〉―
第10章 〈生きた人形〉あるいは〈犬〉のような少女
第11章 〈独身者の機械〉と〈異形の身体〉表象
第12章 ハンス・ベルメールの反時代的身体
第13章 〈マネキン人形〉の詩学
終 章 〈人新世〉の埴谷雄高