- 宇宙検閲官仮説
-
「裸の特異点」は隠されるか
ブルーバックス Bー2223
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2023年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065309957
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[BOOKデータベースより]
ノーベル賞受賞「特異点定理」を一般書で初めて解説。一般相対性理論から導かれる解に含まれる「特異点」。そこではすべての物理法則が破綻し、予言能力を失う。この厄介な場所の発生が必然であることを示したのが、ペンローズの特異点定理だった。しかし彼は一方で、「裸の特異点」を禁じる宇宙検閲官仮説も提唱した。はたしてブラックホールは我々を守ってくれるのか?特異点をめぐる物理学者たちの攻防と、研究の最前線。
第1章 一般相対性理論とは(ニュートンが完成させた力学;2つの相対性理論)
[日販商品データベースより]第2章 アインシュタイン方程式の解(アインシュタイン方程式の厳密解;ブラックホールの解 ほか)
第3章 特異点定理(特異点を定義する;特異点定理への準備 ほか)
第4章 宇宙検閲官仮説(裸の特異点と宇宙検閲官仮説;弱い宇宙検閲官仮説をめぐって ほか)
第5章 特異点定理と宇宙検閲官仮説の副産物(ブラックホールの面積増大則;ペンローズ不等式 ほか)
すべての物理法則が破綻する「特異点」は、ふつうの宇宙であれば必ず発生する。物理学者にとってショッキングな
この事実を証明したのが、ロジャー・ペンローズの「特異点定理」だった。
しかし彼は、一方ではこんな「仮説」も提唱したーー本当に厄介な「裸の特異点」は、宇宙検閲官がブラックホール
で覆い隠してくれている、だからきっと大丈夫だ!
はたしてこの仮説は、定理となりうるのか、それとも願望にすぎないのか? 物理学の存亡をかけた検証が始まった!
2020年ノーベル物理学賞の対象となった「特異点定理」を一般書で初めて解説し、一般相対性理論はみずから破綻する「宿命」であることを示しながら、宇宙検閲官仮説が本当に成立するか否かをスリリングに検証! そこからは、宇宙創成の謎解きにつながる数々の最先端の理論も「副産物」として生まれてくる! 映画『インターステラー』に描かれたブラックホールと特異点のリアルな姿がここにあります。
(本書の内容)
第1章 一般相対性理論とは
第2章 アインシュタイン方程式の解
第3章 特異点定理
第4章 宇宙検閲官仮説
第5章 特異点定理と宇宙検閲官仮説の副産物