スイス観光業の近現代

大衆化をめぐる葛藤

関西大学出版部
森本慶太　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2023年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784873547589

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　「ベル・エポック」の終焉―宿泊業界の危機感
第２章　スイスを宣伝する―観光振興組織の設立と再編
第３章　観光業の結集―スイス観光連盟による危機への対応
第４章　「安価なスイス」へようこそ―ホテルプラン協同組合による大衆化の試み
第５章　「スイス的」な旅行団体の誕生―スイス旅行公庫協同組合と観光業界
第６章　「準備の時代」―科学的観光論における戦後構想

[日販商品データベースより]

19世紀のスイスではアルプスを中心に観光業が発達した。しかし、20世紀前半には世界大戦、世界恐慌、それに隣国の保護主義からの移動規制により、観光業は危機的状況に陥った。時代の変化に対応するべく観光業界は結集し、大衆化を軸に新たな観光形態を模索していく。混迷のなかにある観光業界に示唆を与える近現代史。