- 組織の経済学のフロンティアと日本の企業組織
-
- 価格
- 4,180円(本体3,800円+税)
- 発行年月
- 2023年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784296113859
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[BOOKデータベースより]
本書刊行の第一の目的は、世界中の多くの研究者によりバラバラに分散的に行われている組織の経済学の研究について、その全体像と各論を統一的な視点・モデルを用いて説明し、本分野の理論の研究者やユーザーに対して、それぞれの理論の異同、より具体的には、ロジックや前提、インプリケーションの相違を可能な限り厳密に明らかにし、理論の発展や企業分析現場における応用に貢献することである。第二の目的は、そのように、統一的な視点で、見通し良く整理した最先端の切れ味鋭い理論を用いて、実際の複雑な組織の現象、なかんずく日本企業の組織の説明・評価を試みることである。
イントロダクション
[日販商品データベースより]組織の経済学の構成
企業の境界論
企業の境界論の実証研究
なぜ液晶テレビ産業は失敗したのか―シャープを中心とした企業の境界分析
所有権理論の数理モデル
イノベーションと組織の経済学
ソニー・プレイステーションの開発組織の変容―非統合・後方への垂直統合の効果
不連続なイノベーションを管理する組織
関係的契約と組織の経済学〔ほか〕
組織デザインへの応用が期待される理論を体系的に解析したA章、それを用いて日本企業への事例研究を行ったB章という立体的な構成となっており、理論と実業をつなぐ、画期的な専門書が誕生しました。経済学の専門知識と現実の企業組織についての実務的知見の両方を備えた著者ならではの精緻で明晰な分析。組織の研究者や企業の経営企画、コンサルタントの方におすすめです。
ヒロ・ニイハラは実際のビジネスケースを組織の経済学の観点から解釈するワールドリーダーである。 彼の分析結果をぜひ翻訳で読んでみたい。
――ロバート・ギボンズ(MIT経済学部教授兼スローン経営大学院特別教授)
組織の経済学の長年の同志が最先端の理論を
統一的視座で整理し現場組織のカオスに切り込む書。
――伊藤秀史(早稲田大学大学院経営管理研究科教授)
アカデミックな科学性を持って現代の経営を語るには、先端的な経済学の言語領域が必要であり、本書によって、我が国の経営リーダーたちが経営面の経済学のリテラシーを世界並みに高めることを期待している。組織の経済、組織の能力の壁が長年の日本企業不振の真因であり、組織の経済学は、私にとっても最近の経営論における最関心事項である。本書を経営者、ビジネスパースンにこそ読んでもらいたい。
――冨山和彦(経営共創基盤CEO)
組織の経済学の理論と日本企業などの実例がしっかりつながっていて、組織の経済学を教える際に役に立つだろうと思う。
小島 武仁(東京大学経済学部教授)