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[BOOKデータベースより]
尾崎紅葉の百句
[日販商品データベースより]紅葉が俳句でめざしたもの
◆もう一つの明治俳句
たとえば古郷は、初期の紅葉の句は談林調が強く、やがて正風に進んだ(あるいは日本派風の表現に近づいた)という見通しを持っていたようだ。しかし、時系列で作品を見て行くと、とてもそのようには言えないことがわかる。談林まがいの破調句も、一見すると日本派と見分けがつかないような描写型の句も、旧派の月並調のようなひねりを利かせた句も、同時多発的に生み出しながら螺旋状に進んでいた――いささか比喩的になるが、筆者はそのようなイメージを持っている。
以前、「俳句」誌の文人俳句特集(二〇二〇年六月号)で紅葉について書いた時、先ほど挙げた〈星食ひに〉の句を引きながら、紅葉の俳句の核心を一語で表すなら「きほひ」がそれだと述べた。〈言語遊戯的なものを含めた言葉の「きほひ」が、線の太い奇想的なイメージと相乗した時、最も紅葉の句らしい魅力を発揮する〉─今もこの考えに変化はないものの、他方、さらに調べるべき点、なお考究すべきポイントが次々に出てきている。
(解説より)