[BOOKデータベースより]
若冲を見出した日本美術史界の奇才が90歳にして生涯を振り返る。
幼少時、あだ名は「めそめそピーピー」
幼稚園、かなわぬ恋の「事始め」
戦争に地震、恐怖が日常に
終戦の玉音放送はひとり自宅のラジオで
美術部で写生に励み、日比谷高校への編入をめざす
浪人覚悟も東大合格。しかしいきなりの留年
2年連続の留年で医学部断念。美術史学科に転部
「雪舟展」をきっかけに日本絵画に傾倒。卒論は浮世絵をテーマに
母、49歳で逝く。美術史の研究を生涯の仕事と決める
大学院進学。吉川逸治先生の講義で開眼〔ほか〕
若冲を再発見した研究者の自伝的エッセイ
江戸中期の絵師・伊藤若冲を「奇想の画家」として再発見し、若冲ブームの扉を開いた日本美術史の大家・辻惟雄氏(1932年生まれ)の自伝的エッセイ。
戦争と重なる少年時代、若冲との出会い、1970年の『奇想の系譜』上梓を経て、日本美術隆盛の今日までを綴る。日本経済新聞「私の履歴書」の連載原稿をもとに加筆。
村上隆、山下裕二ら美術界の著名人から辻氏に宛てた手紙も掲載。従来の美術史を根底から覆し、斬新な美術史観で「奇人」と呼ばれながら、後進たちにディープインパクトを与えた辻氏の、ものの見方、考え方が垣間見える一冊。
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