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[日販商品データベースより]
特集:本の雑誌が選ぶ2022年度ベスト10
さあ、今年も年間ベスト10の季節がやってきた! というわけで、「本の雑誌」1月特大号は、年に一度のベスト10特集号。本の雑誌が選んだ2022年度ノンジャンルのベスト10に、鏡明のSFベスト10、池上冬樹のミステリーベスト10、縄田一男の時代小説ベスト10、佐久間文子の現代文学ベスト10、栗下直也のノンフィクションベスト10、そして北上次郎のエンターテインメントベスト10が並ぶ、待ったなしのベスト10七連発だ! さらに作家、評論家、翻訳家など総勢31名が選ぶ「私のベスト3」、もちろん忘れちゃいけない読者のベスト1もあるぞ!のベスト尽くしの大特集。ソングライター24人の言葉に23区の散歩本、函館出身作家の評伝等々、600ページ超えの鈍器本がどかどか積み重なる中、社員3名の熱い推薦を集めて1位に輝いたのは一気読み必至の傑作群像劇『〇バ〇』! 怒濤のベスト10攻勢で2022年の面白本が勢揃い。正月休みの読書計画はこれで万全だ!
メンバー一新の新刊めったくたガイドは、柿沼瑛子がスーシェ『ポワロと私』の「シェラミ」に涙すれば、石川美南はエネルギッシュな中国小説怒濤の三冊を読み比べ! 大森望がベスト候補長篇から時間SFまで小説全部早川書房祭りで踊りまくれば、酒井貞道は辻堂ゆめ『君といた日の続き』のダメ押し的展開がすごい!とイチ推し。松井ゆかりが原田ひ香『老人ホテル』に胸をざわざわさせれば、すずきたけしは「怖い」のに「見たい」ホラーのパラドックスにぐぐっと接近。そして北上次郎は強く鮮やかに描く鋳ケ好之『尚、赫々たれ』がいいのだ、と絶賛。三部構成の第二章が圧巻だというデビュー作で、さあ、あなたも赫々たろう!
そして今月から、岡崎武志の「岡崎武志古本屋になる!」と浅生ハルミン「こけし始めました」が連載開始。ライター人生の転機を迎えた岡崎武志が古本屋開業にチャレンジするリアルドキュメントに6、70のこけしを所有する浅生ハルミンが心がトロンとなるこけし愛を綴るこけし蒐集エッセイだ。お楽しみに。さらに色紙ページでは山脇麻生「明日のマンガ話」とurbansea「雑誌のほそみち」がスタート。本文デザインも一新して読みやすさも十倍増(当社比)で、ますますパワーアップの本の雑誌1月号と「おすすめ文庫王国」があれば、単行本から文庫まで、読みたい本がとまらない! さあ、こたつにみかんに熱燗を用意して、読書三昧夢いっぱいの正月を満喫しよう!