イブン・バットゥータの世界大旅行

１４世紀イスラームの時空を生きる
平凡社ライブラリー　９３７

平凡社
家島彦一　

• 価格: 1,870円（本体1,700円＋税）
• 発行年月: 2022年12月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784582769371

内容情報

[BOOKデータベースより]

東はインド、東南アジア、中国、西はサハラ以南のアフリカまでまたがるイスラーム世界を生涯かけて旅してまわった人がいた。その長大な記録『大旅行記』の日本語完訳者が、イブン・バットゥータの旅の全容をたどり、そこから浮かびあがる、一四世紀の世界システムの姿を描き出す。移動・交通・交易の活気、多文化混淆の豊穣さ。波瀾万丈の旅からいきいきとした「近代以前」の世界が見える。

序章　イスラームと旅・移動
第１章　拡大する一三・一四世紀のイスラーム世界
第２章　『大旅行記』という書物
第３章　イブン・バットゥータの旅（１）―タンジールからメッカまで
第４章　イブン・バットゥータの旅（２）―中東世界からキプチャク大草原へ
第５章　イブン・バットゥータの旅（３）―中央アジアとインド
第６章　イブン・バットゥータの旅（４）―東南アジアと中国
第７章　イブン・バットゥータの旅（５）―アンダルスとブラック・アフリカ
結び　イブン・バットゥータの旅の虚像と実像

[日販商品データベースより]

マルコ・ポーロの半世紀後、広大なイスラーム世界を生涯かけて遍歴した男がいた。波瀾万丈の旅とそこから見える14世紀世界のダイナミズムを『大旅行記』完訳者が描き出す。