- 昆虫生きざま図鑑
-
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2022年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784862904119
[BOOKデータベースより]
昆虫と人間は見かけがちがえば、暮らしぶりもまったくちがう。人間のように自分で考え、選び、一生を切りひらいていくわけではない。それなのに、人間にすごいことを教えてくれる。きみは、虫たちの生きざまをどう思うだろう?
第1章 自分自身に関すること(変わることをおそれない―モンシロチョウ;準備はしっかりしています―セミ ほか)
第2章 仲間・家族に関すること(親にたよらず生きています―コウモリガ;変顔でだまします―クロスジホソサジヨコバイ ほか)
第3章 集団・社会に関すること(まわりにすっかりなじんでいます―シャクトリムシ;まわりをよく見て考えて―ゴキブリ ほか)
第4章 生きるってなんだろう?(負けるが勝ちということもある―ナナフシ;どうにかなるさの運まかせ?―ハリガネムシ ほか)
◎昆虫たちも悩んで大きくなる!?
身近に観察できる虫たちの世界を道徳的にのぞき、生きるヒントを学ぶ児童書です。
◎モンシロチョウは変わることをおそれない?
「変わることをおそれないモンシロチョウ」「静かにじっとたえるアリジゴク」「準備はしっかりするセミ」など、虫たちの生態を楽しく紹介します。
◎写真とイラストで理科的な要素も学べる!
フルカラーの写真とイラストで、昆虫の生態を解説しています。完全変態と不完全変態など、理科的な要素も学べます。
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この本は昆虫図鑑ではありません。昆虫「生きざま」図鑑です。帯には「昆虫の生態を道徳的に超解説!」とあり、思わず「?」が浮かびますが、読めばきっと「そういうことね!」となるでしょう。例えばアリジゴク。「一匹で巣を作り、エサが来るのを待つ」と言われれば、ただ「ふーん」で終わってしまいそうなところ。でも「ひとりぼっちで何日待っても、一匹もつかまえられないこともある。」と言われたとたん、かわいそう、さみしそうだと思ってしまいますよね。現実では、アリジゴクがどんなことを思っているのかを知る術はありませんが、相手の気持ちがわからないのは人間同士でも同じこと。自分以外の人間が何を考えているかなんて、正確に知ることは不可能です。でも相手の気持ちを想像してみることは、自分の行動や考え方を見つめるきっかけになるのではないでしょうか。作者は児童文学作家でプチ生物研究家の谷本雄治さん。監修は昆虫学者の三田村敏正さんが担当しており、虫への愛と知識がいっぱい詰まっているだけでなく、子どもたちが社会で生きていくための心のヒントが散りばめられています。昆虫たちの「生きざま」に注目したこの図鑑。これまでと違った視点で昆虫たちを見つめることで、たくさんの発見がありそうです!
(絵本ナビライター 近野明日花)
【情報提供・絵本ナビ】