[BOOKデータベースより]
単なる基本事項の羅列ではなく、議論の流れが読み取れるような形にまとめた。圏論の普及に伴い、空集合・空写像の概念が重要視されつつあることをふまえ、空集合の扱いについての解説を掲載。選択公理や整列集合の意味など、他書にはない独自の丁寧な解説を与える。いくらか高度と思われる位相空間の重要事項を、テーマごとに付録で採り上げた。
第1章 集合と写像
第2章 集合の濃度
第3章 ツォルンの補題とその応用
第4章 ユークリッド空間から距離空間へ
第5章 位相空間
第6章 分離公理・連結性・コンパクト性
第7章 距離空間の完備性
単なる基本事項の羅列ではなく、議論の流れが読み取れるような形にまとめ、自習にも利用できるテキストを目指した。前半の「集合論」の部分では、とくに、選択公理や整列集合の意味などについて、他書にはない独自の丁寧な解説を与えている。後半の「位相空間」については、通常の授業で扱われる内容の解説のほか、「リンデレーフ空間」「パラコンパクト性」などの、若干高度と思われる重要事項の多くを、テーマごとに付録で採り上げた。
さらに、近年の「圏論」の普及に伴い、空集合・空写像の概念が重要視されつつあることをふまえ、付録の最終節として、空集合の扱いについての解説を掲載した。