[BOOKデータベースより]
わたしたちはみな、国境をこえてつながっている。2021年韓国出版文化賞受賞!話題の絵本が登場!さまざまな国境をとおして、世界のいまが見える。
[日販商品データベースより]世界には山や海、川で区切られた国境もあれば、陸地で複雑に仕切られた国境があります。人が決める国境は人々の暮らしに大きな影響を与えます。鳥や魚は自由にこえられるけれど、人間は時として簡単にはこえられない、国境。世界中のさまざまな国境のようすを紹介した本書は、インターネットや電波で世界がひとつにつながりつつある現在、あるべき国境のすがたとはなにかを考えさせてくれます。大胆な構図と細やかな筆致で描かれた美しいイラストが、世界の国境をめぐる旅へといざなうユニークな絵本は、韓国の作家・画家コンビが6年の歳月をかけて作り上げた力作です。
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この地球をいくつもにわける、見えない線。鳥や魚は自由に行き来できるけれど、船や飛行機では自由にこえられない線。それが、国境。それはときに、山や川であり、人のつくった巨大な壁であり、ただの木の杭やベンチ、ということもあります。ふたつの国の兵士たちが、互いを見張っている国境があるかと思えば、その場所で市場がひらかれている国境もあります。人々の生活を分け、文化を分け、法律を分ける境目。本作は、そんな国境を隔てて出会う人々のさまざまな姿を通して、現代の世界のあり方を描き出した一冊です。海で囲まれ、陸で他の国と接していない日本において、国境は海の上に設定された、目に見えない境界線です。それが手に触れられる強固な壁として立ち塞がり、すぐ向こうで別の国の人々の生活が見える様子や、あるいは逆に、街のど真ん中を国境が横断して、だれもがその上を自由に行き来しているというのは、リアルに想像するのが難しい光景だと思います。国によって、あるいは、となりあう相手の国との関係によって、国境というものの捉え方はこんなにも違うものなのか! 本作はそんな新鮮なおどろきに満ちています。ダイナミックなイラストも圧巻! 朝焼けか夕焼けか、朝と夜のあいだで不気味に赤く色づいた空。見開きのページいっぱいに広がる荒れた海と、その中を頼りなく漂う、人がぎゅうぎゅうに乗り込んだ一艘のボート。国境を越えて外国へ脱出する難民の姿を描いたそのページには、思わず息を止めて見入ってしまうほどのパワーにあふれています。ほんの数十年のうちにインターネットは世界をつなげ、日々進化するテクノロジーが、人々のあいだにある距離や言語の壁をどんどん小さくしています。そんな世界で、国境により隔てることのできないもの。国境を越えて、互いにつながりあっているもの。いいものの、悪いものもふくめて、本作の最後にはそんな「国境のないもの」たちについて語られます。「わたしたちは、こんなふうに国境をこえてやってきた、いろいろなもののなかでくらしている。200をこえる国ぐにとともに、地球というひとつの星の上で。」2021年韓国出版文化賞受賞! 国境を通して知る、世界の今≠フ、ある姿。
(小説家 堀井拓馬)
いろんな国境の様子や、国境を超えると食べ物や服装などが違うことを紹介する大型絵本です。
家の中の机の上を国境が通っていたり、山や海、川で区切られていたり。
日本に住んでいると、国境という概念を意識するチャンスが少ないので、こういう絵本を読むのは意味があるなと思います。
緻密でユニークで美しいイラストは、大人も十分楽しめました。(クッチーナママさん 50代・東京都 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
【情報提供・絵本ナビ】