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[BOOKデータベースより]
イギリスやアメリカでは、伝えたいことを誰にでも理解してもらえるプレイン・イングリッシュというコミュニケーション手段が1970年代からはじまっている。それは多言語に広がり、「理解しやすい」「読みやすい」文章を書くためのプレイン・ランゲージの動きへとつながっていった。日本では、「やさしい日本語(プレイン・ジャパニーズ)」として確立、提唱されている。本書は、専門家と非専門家のコミュニケーション、行政、マスコミ、ビジネス、医療、介護、国語教育等で求められる日本語、これからの日本社会にとっての日本語の姿や、日本語母語話者にとっての日本語の課題と変化を提案する。誰もが平等に理解し行動できる社会を志向する一冊である。
第1部 プレイン・ランゲージ(わかりやすいことば)とは(日本語母語話者にとっての「やさしい日本語」:プレイン・ジャパニーズ;海外の動向―プレイン・ランゲージをめぐって)
[日販商品データベースより]第2部 日本語母語話者の日本語の問題(現代文から見た日本語母語話者の日本語の問題;ビジネスにおけることばの問題 ほか)
第3部 専門家―非専門家のコミュニケーション:わかりやすいことばと社会(医療におけることばの問題;介護におけることばの問題 ほか)
第4部 ことばと教育(国語教育から見たことばの問題;「やさしい日本語」を支える「マインド」とその育成)
第5部 プレインさの光と影(マスメディアにおけることばの問題;政治家のことば:プレインさとポピュリズム ほか)
専門家と非専門家のコミュニケーション、行政、マスコミ、ビジネス、医療、介護、国語教育等で求められる日本語、さらには英語等における「わかりやすいことば」の国際事例を取り上げ、これからの日本社会にとっての日本語の姿を考察する。
欧米では1970年代頃から、読みやすい文章(プレイン・ランゲージ)が求められ、日本社会においてもプレイン・ジャパニーズともいうべき「やさしい日本語」が求められはじめている。「誰が読んでも同じ解釈になる」ことを目的としていて、例えば医療現場では、インフォームドコンセントが重視され、的確に患者や家族に医療情報を伝える必要があるし、また、裁判員裁判開始で、専門家と非専門家が共に審議する公判手続等の現場では、専門用語を含む司法特有の表現に変化が出てきているという。
このような、日本語母語話者にとっての日本語の課題と変化を解説し、誰もが平等に理解し行動できる社会を志向する一冊である。