- 人種契約
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法政大学出版局
チャールズ・ライト・ミルズ 杉村昌昭 松田正貴- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2022年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784588011504
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[BOOKデータベースより]
現代リベラリズムの基本構造に潜むレイシズムを剔出。批判的人種理論の名著、ついに邦訳成る!リッピンコット賞受賞!
第1章 概説(人種契約は政治や道徳、認識論にかかわる。;人種契約は歴史的現実である。;人種契約はひとつの搾取契約であり、ヨーロッパ人によるグローバルな経済支配と白人の国民的人種特権をもたらす。)
[日販商品データベースより]第2章 詳述(人種契約は場所を文明的なものと野生的なものに区分けすることで空間を規範化(そして人種化)する。;人種契約は人間と隷属人間という区分をもうけて、個人を規範化(そして人種化)する。;人種契約は近代における社会契約を裏書きし、しかもつねに書き換えられる。 ほか)
第3章 「人種契約」理論の「自然化された」利点(人種契約は道徳的な白人主体(の大半)がもつ現実的な道徳/政治意識を歴史的に追跡する。;人種契約こそが白人の道徳的/政治的慣習の真の決定要因であり、今後批判されるべき真の道徳的/政治的合意であると非白人たちはこれまでずっと気づいていた。;理論としての人種契約論は、世界の政治的/道徳的現実を解き明かし、規範的な理論を導くという点で、人種なき社会契約よりも優れた説明力をもつ。)
現代の民主主義国家が自明の前提とする社会契約論はその根底にレイシズムをはらんでいる。ホッブズ、ロック、ルソー、カントからロールズにいたる白人のための政治哲学を書き換え、あらゆる政治体制の基本構造に埋め込まれた人種差別契約を打ち砕くためにわたしたちはいかに思考すべきか。批判的人種理論の射程を大きく広げたブラック・ラディカリズムの名著、邦訳成る。