[BOOKデータベースより]
第1章 「神武〜天武」四〇代の天皇に“首都がない”と『記・紀』に
第2章 「邪馬一(台)国論争」日本側にも文献が
第3章 「倭の五王・ヤマト朝廷論」等の崩壊
第4章 『隋書』〓国伝および『新・旧唐書』
第5章 三角縁神獣鏡と近畿等の巨大前方後円墳、真の造営勢力
第6章 「日本神話」は造作か
第7章 鉄器生産、北九州の圧倒的優位性と『記・紀』の神話
今日の日本古代史学を、“古代国家は、都城・首都の形成・発展を核に誕生する”という、世界史ならびに琉球・沖縄の古代国家形成史の見地から、批判的に検討をこころみる。「本書は、江戸時代の新井白石の見地を正当とし、昭和時代の古田武彦氏の「多元的日本古代史観」ならびに、先述の明治時代の広池千九郎氏編集、『日本史学新説』の見地を肯定し、継承するものである。こうして真に正しい日本古代史観を切り開いてこそ、はじめて今後の日本社会の諸問題にも、正確に対応しうる基盤を開くことに通じる、と考えるものである」(「おわりに」より)
本書は「尊皇論」をうみだした「水戸史学・国学」以来の、『古事記・日本書紀』を基本におく今日の日本古代史学を、“古代国家は、都城・首都の形成・発展を核に誕生する”という、世界史ならびに琉球・沖縄の古代国家形成史の見地から、批判的に検討をこころみたものである。(「はじめに」より)
























