- わたしが消える
-
- 価格
- 968円(本体880円+税)
- 発行年月
- 2022年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065293140
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[BOOKデータベースより]
元刑事の藤巻は病院で認知障碍の宣告を受ける。その矢先、介護施設に保護されている認知症患者の身元調査依頼があり、最後の仕事と考えて引き受けた。だが、妨害、協力者の死、脅迫と事態は動き、事件の裏には恐るべき真実が隠されていた。前日譚にあたる短編「春の旅」も収録。第66回江戸川乱歩賞受賞作。
[日販商品データベースより]第66回江戸川乱歩賞受賞作!
綾辻行人氏(選考委員)、推薦。
「序盤の地味な謎が、物語の進行とともに厚み・深みを増しながら読み手を引き込んでいく」
元刑事の藤巻は、交通事故に遭い、自分に軽度認知障碍の症状が出ていたことを知り、愕然とする。離婚した妻はすでに亡くなっており、大学生の娘にも迷惑はかけられない。
途方に暮れていると、当の娘が藤巻を訪ね、相談を持ちかけてくる。介護実習で通っている施設に、身元不明の老人がいる、というのだ。その老人は、施設の門の前で放置されていたことから、「門前さん」と呼ばれており、認知症の疑いがあり意思の疎通ができなくなっていた。
これは、自分に課せられた最後の使命なのではないか。そう考えた藤巻は娘の依頼を引き受け、老人の正体を突き止めるためにたった一人で調査に乗り出す。
刻一刻と現れる認知障碍の症状と闘いながら調査を続ける藤巻は、「門前さん」の過去に隠された恐るべき真実に近づいていくーー。
残された時間で、自分に何ができるのか。
「松本清張賞」と「江戸川乱歩賞」を受賞した著者が描く、人間の哀切極まる社会派ミステリー!
文庫化にあたり、受賞作の前日譚にあたる短編「春の旅」も収録。