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[BOOKデータベースより]
鉄道がそのルートを通る理由。古い地名が生きる街と消えた街。市町村の合併と境界、山中の廃村。過去を知り、今を見つめ、未来を描く―信州の新旧「地図の旅」。
県内で最も急勾配の鉄道―長野電鉄旧山ノ内線
[日販商品データベースより]信越国境越えの頂上は黒姫―旧柏原駅
明治の通称地名が今に生きる長野市街
姨捨駅のスイッチバックと名勝「田毎の月」
塩田平と別所温泉への鉄道―上田温泉電軌
碓氷峠―軽井沢への急坂に挑んだ鉄道
急坂途中の御代田駅はスイッチバック駅だった
軽井沢と草津を結んだ高原列車―草軽電気鉄道
内陸県になぜ海の地名?海ノ口から海尻まで
JR最高地点の駅―野辺山〔ほか〕
鉄道や道路がそのルートを通った秘密と地形の克服法。
古い地名が残る街と、合理的な地名に整理された街。
市町村の合併と境界線の変遷、過疎で消えていく山中の集落。
地図を眺めていると、さまざまな「なぜ?」にぶつかります。特に、山間の厳しい地形でありながら明治の早期に鉄道交通が開通し、農業や製造業、観光が発達した長野県では、特有の地形や地質と合わせ、さまざまな特徴や変化が目を引きますが、新旧の地図を見比べると、その変化の移り変わりや、そうなった背景も透けて見えてきます。
本書は「地図の達人」として地図・鉄道に多数の著書がある今尾恵介さんが信州をフィールドに「各地の気になる特徴」を追い、県内だけでも「500枚以上はある」という膨大な新旧の地図コレクションを駆使してを掘り下げます。過去の姿を知り、今の様子を見つめ、未来の姿にも思いを馳せます。