- リアリティ番組の社会学
-
「リアル・ワールド」「サバイバー」から「バチェラー」まで
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2022年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784791774845
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[BOOKデータベースより]
わたしたちはなぜ「後ろめたい楽しみ」に惹かれてしまうのか。リアリティ番組はテレビの最大勢力のジャンルの一つとなっている。そこでは婚活から無人島でのサバイバル、片付けなどありとあらゆる日常の営みが題材となりつつある。人種、ジェンダー、階級、セクシュアリティなどの視点からリアリティ番組を精緻に読み解き、そこに隠された社会の力学を明らかにする気鋭による画期の書。
第1部(そんな野暮を言うのはやめて(自己);正しい理由でここにいる(カップル);友だちをつくるためにここに来たわけじゃない(集団);キムは、いつも遅れて来る(家族);輝いて、ベイビー!(子供時代))
[日販商品データベースより]第2部(あなたの嗜好レベルを疑う(階級);誰がわたしをチェックするって?ブー?(人種);みんな裸で生まれた…(ジェンダー);食べ物、お酒、そしてゲイ(セクシュアリティ);バッド・ボーイズ、バッド・ボーイズ(逸脱))
「リアル・ワールド」から「バチェラー」まで
アメリカにおいてリアリティーショーはテレビの最大勢力のジャンルの一つとなりつつある。そして、リアリティ・ショーで有名人となったドナルド・トランプが大統領になったことが象徴的に表しているように、リアリティ・ショーはエンターテイメントの世界だけでなく、現実の世界も変えつつある。社会学者の著者が、現在のリアリティ・ショーのかたちの先駆けとなった「リアル・ワールド」(1992)の最初のエピソードから、「バチェラー」における数限りないローズ・セレモニーまでを分析し、そこに映された人種、性別、階級、セクシュアリティなどに対する考え方がいかに保守的であるかを明らかにし、その「フィクション」が「リアル」を侵食しつつあることに対し警鐘を鳴らす。