- そこから青い闇がささやき
-
ベオグラード、戦争と言葉
ちくま文庫 やー60ー1
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2022年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480438331
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 太平洋戦争秘史
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2022年08月発売】
- 太平洋戦争期の物資動員計画
-
価格:24,200円(本体22,000円+税)
【2016年12月発売】
- 戦争と看護婦
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2016年08月発売】
[BOOKデータベースより]
「最初は、死者が名前で知らされる。それから数になる。最後には数もわからなくなる…」。旧ユーゴスラビア、ベオグラード。戦争がはじまり、家、街、友人、仕事…人々はあらゆるものを失っていく。そして、不条理な制裁と、NATOによる空爆がはじまった。日本への帰国を拒み空爆下の街に留まった詩人が、戦火のなかの暮らし、文学、希望を描くエッセイ集。
1 カラタチの花、トランク
[日販商品データベースより]2 こどもの樅の木
3 光る朝の雪
4 ひなぎくの花
5 鳥のために
6 あどけない話
7 泳ぐ花嫁
おわり、或いは、あたらしいはじまり
紛争下の旧ユーゴスラビア。NATOによる激しい空爆、戦火の中の人びとの日常、文学、希望……。戦争の実際を詩人が描く。解説 池澤夏樹戦争を生きる人々の声を聞く。空爆下の旧ユーゴスラビアに留まり、詩人が記した戦火のなかの暮らし、子どもたちのいる情景。今、世界にはたくさんの暴力と少しの希望がある。この本を読んでぼくは、希望に賭けようと思った。 ――池澤夏樹「最初は、死者が名前で知らされる。それから数になる。最後には数もわからなくなる……」。旧ユーゴスラビア、ベオグラード。戦争がはじまり、家、街、友人、仕事……人々はあらゆるものを失っていく。そして、不条理な制裁と、NATOによる空爆がはじまった。日本への帰国を拒み空爆下の街に留まった詩人が、戦火のなかの暮らし、文学、希望を描くエッセイ集。解説 池澤夏樹【目次】緑の水、音楽 T カラタチの花、トランク 小さな自叙伝/写真のないアルバム U こどもの樅の木 昼下がりのバスストップ/燃え上がる炎/投獄された人々/黒い花 V 光る朝の雪 見えない戦争/わたしの国の物語W ひなぎくの花 向日葵の女の子/麦畑の娘たち/水の情景/野原、馬 X 鳥のために 境界の文学/橋をめぐるものたち/デサンカさんのこと Y あどけない話 花冷え、空襲警報/宇宙と、声と、沈黙と──ベオグラードは生きている/小さな声、かすかな音/歌、私たちが光を呼びもどすとき/一九九九年、春/隠された声たち──人間らしい人間のために/バスの伝説 Z 泳ぐ花嫁 本という贈り物/そして島は漂いはじめた──映画「アンダーグラウンド」/おわり、或いは、あたらしいはじまり 文庫版『そこから青い闇がささやき』によせて 解説 池澤夏樹