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[BOOKデータベースより]
郷に入っては郷に従え、とは言うけれど…。帰郷後、都会と地方との価値観の違いに苦悩する丈二。努力も報われず、待っていたのは残酷なリストラ宣告だった。小説風追想記、第三弾・サラリーマン篇!
[日販商品データベースより]元宮丈二は、故郷に残した父母のために帰郷し、地方都市のサラリーマンとして就職する。東京から熊本へ帰る決断する時に目標としていたのは地元で建築の仕事に就くこと。そしてマイホームを持つことだった。しかし、都会と地方都市との待遇や社員に対する価値観の大きな違いに直面し、落胆の日々を過ごしていた。引き返せない生活への苛立ち、焦燥感、焦り、不満感……そんな状況にあっても丈二はまっすぐに努力した。しかし、それが認めてもらえず孤独感にさいなまれ、迷いながらも20年弱、サラリーマンとして勤めた。そんな努力に裏打ちされたサラリーマン生活も52歳の時に残酷なリストラを宣告され、むなしく終焉を迎えてしまう。新たな道に舵を切りたいが光が見えてこない、しかし、人生は未だ続く。人生の荒波に対抗し、新たな光を探し求めていく。元宮丈二のサラリーマン時代を描く小説風追想記の少年篇、青年篇に続く第三弾。