書き言葉と話し言葉の格助詞

コーパスと辞書記述の観点から
ひつじ研究叢書〈言語編〉　第１９０巻

ひつじ書房
丸山直子（日本語学）　

• 価格: 7,480円（本体6,800円＋税）
• 発行年月: 2022年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784823411427

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　序論
第２章　先行研究の概要と残された問題点
第３章　形態論的アプローチ―格助詞の形
第４章　統語論的アプローチ―自他、格パターン、格の階層
第５章　意味論的アプローチ―深層格・意味役割・辞書の意味記述
第６章　運用論的アプローチ―文体との関係　書き言葉・話し言葉、実際の現れ方
第７章　格を超えて―無助詞とうなぎ文・こんにゃく文
第８章　結論

[日販商品データベースより]

現代日本語の格助詞について、複合格助詞も含めて、個々の助詞の性質や、助詞同士の関連について論じる。国語辞書における格助詞・格情報の記述法を検討し、コーパスをもとに、書き言葉・話し言葉の格助詞がどのように用いられているかの実態把握を行った。格の複数性（多重性・多側面性・連続性）と段階性（述語との結びつきの強さ）についても論じる。無助詞の現象やうなぎ文・こんにゃく文についても触れている。