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【2021年09月発売】
[BOOKデータベースより]
犬、ひとと会う。―30年の軌跡。シベリアンハスキーのグレイ。犬が歩いたあとを、絵描きは目を掃除機にして拾い歩いた。表情、行動、季節のうつろい…。迎え入れから看取りまでの、絵描き家族との5年のいとなみ。愛犬ものがたり三部作に、あらたなスケッチ・エッセイをそえて集大成した愛蔵版。
グレイがまってるから(家族;グレイ;昨日・今日・明日 ほか)
[日販商品データベースより]気分はおすわりの日(病気;音楽;昨日・今日・明日 ほか)
グレイのしっぽ(みえない犬;八月;時を超えて)
●著者からのメッセージ
◎ グレイ ―― お空に駆けあがった犬 ◎
グレイは、生きている。
草むらの猫じゃらしに、鼻をすり寄せて くんくんしている。
八百屋の大根の前で 舌なめずりをしている。
秋の空、雲の牧場で、牧羊犬になって まぎれこんでいる。
ブロック塀の のぞき穴の向こう側で、やれやれ! おしっこしている。
グレイは、永遠だ。
絵描きは、いつも お空のスケッチ帖に、あの懐かしい姿のスケッチをし続けていた。
絵描きの中で、そして 嬉しいことに たくさんの読者の中で、グレイは生き続けているのだ。
グレイの本が生まれて もう四半世紀を過ぎ、形を変え、版を重ねてきた。
愉快で、繊細で、甘えん坊で、ちょっと頑固で たくましい犬が、
自分のすべてを “一挙公開” したいと、つぶやきました。
さあ大変です。
編集部は 必死漕いで、グレイの全編を ただまとめるのではなく、再構成、
絵描きは 見えない犬を通して見えた風景を 新たに描き起こし、
グレイの新しい衣装となる装丁にも 工夫を凝らしました。
「ほら、いいもの 見つけた」の あの上目づかいの「ね」の目を、
新刊の中にも 感じていただけたら 嬉しいです。
2022年6月30日 グレイの31回めの誕生日に いせひでこ
●本の内容
ハスキー犬グレイの物語は、『グレイがまってるから』『気分はおすわりの日』『グレイのしっぽ』の三部作で1993年、96年、99年に理論社から、その後、同書名の中公文庫が96年、99年、2002年にあとがきを加えて刊行され、2017年に文庫3巻を合本した『グレイのものがたり』が中公文庫から刊行されましたが、2021年現在、冊子版は刊行されていませんでした。
グレイは1991年6月30日に5頭のきょうだいの1頭として生まれた雄。日本で空前のハスキー犬ブームがあった時代、神秘的な瞳をもった子犬が、絵描き家族に迎い入れられます。暮らしや旅、音楽などを通して、犬とのつながりは日を追って深まりますが、アレルギーやてんかん、ガンを発症し、96年8月21日にわずか5歳で旅立ちました。
グレイの表情やしぐさ、四季の風景など著者ならでは絵や、エッセイ・詩のことばが魅力の本です。『グレイのものがたり』で未収録の「空のてんらん会」「阪神・淡路大震災と1000人のチェロ・コンサート」を収録し、3篇のエッセイ、スケッチなどを掲載し、愛蔵版としました。
いのちの輝き、喜怒哀楽、生老病死、別れることの意味など、さまざまに描かれた、絵描きとグレイとの愛犬物語――30年の軌跡をおたのしみください。