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[BOOKデータベースより]
がんは、患者にも家族にも医療者にも、嘘をつかせ、秘密を抱かせる―がんの告知、余命の告知だけでなく、遺伝子(ゲノム)診断で未来の発症まで予測できるようになった現在、患者や家族の苦悩はより深まり、多くの優しくも哀しい嘘と秘密が生まれている。本書は、医療において嘘と秘密を治療概念として利用できないかという発想から生まれた。がんがもたらす苦境をよく理解し、がん治療に臨む患者と家族を支えるために医療者や支援者に何ができるのか。嘘と秘密を切り口にテキストと臨床を往還しながら、客観性を重視する医科学的なアプローチを補う、より細やかなケアを探る。がん医療に深く携わってきた二人の医師によるスリリングな試み。
第1部 嘘と秘密(ウェクスラー家の嘘と秘密;遺伝性腫瘍と嘘と秘密;謎が秘密になる前に、沈黙が嘘になる前に;医学の視点、人々の視点)
[日販商品データベースより]間奏
第2部 がん医療における嘘と秘密(病名告知と余命告知;ウィッグとストマ;返答に困る言葉と謎;沈黙の諸相)
コーダ 「待っている時間」を読む
がんの診断・治療は格段の進歩を遂げ,がんは不治の病ではなくなった。しかし,がんを患う時,人々は同時に嘘と秘密を抱えざるを得ない。患者に病名を告げることが普通になっても,再発や余命については家族によって秘密にされることもある。職場や地域ではがんであることを隠しているという患者もいる。そこで生まれた嘘や秘密が,患者と家族,医療者や支援者の苦悩を深めている。
本書は,がん医療の現場にある嘘と秘密を切り口に,がんがもたらす苦境をより深く理解し,がん治療に臨む患者と家族を支えるために何ができるかを考える。長くがん医療に携わってきた二人の医師による,より細やかなケアを実現するための試み。